内容説明
鳥山石燕の肉筆画『百鬼夜行絵巻』を完全収録!!妖怪絵巻の逸品全7作を詳細な解説とともにオールカラー。
目次
1 陰(百鬼夜行絵巻・ボストン;化物づくし・湯本A本;化物づくし・湯本B本;化物づくし・湯本C本)
2 陽(百鬼夜行之図・岩瀬文庫;妖怪退治絵巻;神農化物退治絵巻)
著者等紹介
湯本豪一[ユモトコウイチ]
1950年生まれ。川崎市市民ミュージアム学芸室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にか
4
色とりどりの妖怪の絵を、全体の絵からアップにしたものまで掲載され良かったです。最後の解説ページでは、一つ一つの妖怪がまとめられています。絵に徹した解説だけでなく、具体的にどんな妖怪も書かれていたらもっと良かったかもしれません。2015/06/05
紅独歩
1
同じ国書から出ている湯本本『妖怪百物語絵巻』がB級(もちろん劣っているという意味ではない)だとするならば、こちらは超A級。なにしろ鳥山石燕の肉筆絵巻の全貌が堪能できるのだから。以前ボストン美術館系の展覧会で実物を見た事があるが、絵巻という性質上、そのすべてのシーンを確認するのは不可能だ。一般人にとって、この本が唯一の機会といっていいだろう。逆に、西尾岩瀬文庫の絵巻は直接ちかくで見るという僥倖に与った事があるが、やはり全体の流れや細部が確認できるのはありがたい。貴重な妖怪資料がひろく公開されるのは嬉しい!2013/08/03
リックェ
0
この分野もっと研究が進むとうれしいな2010/06/16