出版社内容情報
ますます好調の御刀番シリーズ。今回は、左京之介のところに、紀州藩に伝わる大典太光世が持ち込まれ、そこから罠に嵌められていく。
内容説明
駿河国汐崎藩の国許で一揆の噂がたった。汐崎藩の御刀番頭・左京之介は、噂の真偽を確かめるため、さっそく国許へ向かう。汐崎藩領内へ入った左京之介を待っていたのは、汐崎藩を混乱させんとする一派。そして、敵の手には、名剣「井上真改」が。はたして、左京之介は、一揆を防ぐことができるのか。手に汗握る策謀の応酬と迫力の剣戟満載のシリーズ第九弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。テレビドラマの脚本家、監督として活躍後、時代小説家としてデビューし、一躍人気作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
83
御刀番 左京之介「井上真改」9巻。他藩からの国許汐崎藩潰しに立ち向かう左京之介、今回も霞左文字が冴えわたりましたね、京之介さんの目出度い話が、汐崎藩、家憲、おゆいと守るべきものが増えて増々御刀番冴え渡るんでしょうね。2018/03/25
のんぶぅ
4
卑劣な企てから藩を救い、浄雲の読経が響く縁側で束の間の一刻を過ごす京之介とおゆい。新たに護らねばならない愛しい者・・が、しかし、この先に待ちうける修羅の道で待受ける謀略・策謀にどのように対処するのか、覚悟・決意とは、木漏れ日の中、おゆいの淹れてくれた茶を飲む京之介の胸中に去来するものとは。 2018/01/14
goodchoice
3
京之介が妻を娶るのにはビックリ!クールガイも人の子か。筋はいつもの通りの素晴らしい剣の冴えで、問題解決!2018/02/25
いえのぶ
1
小藩の刀番が藩を陥れる陰謀を防ぐために強敵と戦う。藤井さんらしい小説。2018/07/05
toshif7
0
汐崎藩の御刀番頭 左京之介は、刀の目利きに長けている。名刀に関わる事件を、解決して行く。この本で九巻目ですが、まだあれらの名刀が登場してないので、まだ続くのでしょうね。