光文社新書<br> 江戸三〇〇藩 バカ殿と名君―うちの殿さまは偉かった?

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光文社新書
江戸三〇〇藩 バカ殿と名君―うちの殿さまは偉かった?

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  • サイズ 新書判/ページ数 467p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334032715
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

内容説明

「将軍から気に入られる」「立派なお城を建てる」「赤字から抜け出す」「一揆を収める」「田んぼを増やす」「軍隊を強くする」「飢餓に備える」など、江戸時代を通じて、殿さまたちに課せられた使命は実にさまざまであった。そうした“世直し”の期待を背負って、三〇〇藩それぞれの殿さまたちは、なにを考え、どう行動したのか?そして、「名君」の条件とは?―本書では、江戸の世に君臨した殿さまたちの治世と生き様を俯瞰していくことで、現代にも通じるリーダー像を探っていく。どうしようもない豪遊と放蕩で藩を窮地に陥れたバカ殿から、蘭学かぶれのインテリ大名や趣味に生きた風流大名、そして、どこから見てもご立派な名君中の名君まで、三〇〇藩すべてから選りすぐりの殿さまを紹介。

目次

第1章 バカ殿と名君の境目はどこにある?(吉良上野介がつなぐ二人の名君、保科正之と上杉鷹山;にっちもさっちもいかなくなった米沢藩 ほか)
第2章 徳川一五代を格付けする(守りの人生に入った家康と地味でひかえめな秀忠;全国の殿さまたちに悪影響だった生まれながらの将軍の男女関係 ほか)
第3章 四七都道府県の「江戸」を歩く(神奈川県;静岡県 ほか)
第4章 名君の条件(どうやって殿さまを評価すべきか;池田光政と上杉鷹山が名君である理由 ほか)

著者等紹介

八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省に入省。北西アジア課長、大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。退官後は、評論家として活躍。徳島文理大学大学院教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

117
江戸時代の300藩を網羅。ただ辞典を読んでいるようであまり記憶に残らない。もっと弱藩は紹介せずメリハリをつければ面白かったかも。2018/08/31

y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)

6
3・4回目の再読。面白かった。2019/07/04

maito/まいと

4
意外に私たちが知らない江戸時代の歴史・そしてご当地の歴史。その土地柄を形作った殿様と土地を取り上げた1冊。土地ごとの分量は少ないものの、知られざる特産品や城のルーツについて触れられており、へ~、が連発です。2010/07/12

メタボン

3
☆★ 登場する殿さまをしぼりこんで、もっとエピソードを丹念に記述してもらいたかった。総花的すぎて中途半端。人間像が浮かんでこない。期待はずれの一言に尽きる。2013/07/26

MAT-TUN

2
いろいろな藩のお殿様を知ることができる。この作者は面白い読み物をかくセンスがある。「歴代総理の通信簿」も非常に面白かった。2011/12/12

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