金鱗の鰓を取り置く術―大石凝真素美『真訓古事記』備忘録

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  • サイズ キク判/ページ数 830p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784329100078
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0091

目次

などてすめろぎは人間となりたまいし
祖語としての日本語
天津神算木
三種神器
神霊元子
境域とミイラ文化
神霊声と一柱神算木
大八島国
三種九品
外言・内言・双言〔ほか〕

著者等紹介

笠井叡[カサイアキラ]
1943年三重県生まれ。江口隆哉と宮操子にモダンダンスを、千葉昭則にバレエを学ぶ。63年、大野一雄、土方巽に出会い、65年「バラ色ダンス」、66年「性愛恩懲学指南図絵―トマト」等に出演。以後、66年の処女リサイタル「磔刑聖母」を皮切りに、多くの舞踏作品を発表。71年より天使館を主宰。多彩な舞踊家を輩出。79年から85年ドイツ留学、ルドルフ・シュタイナーの人智学、オイリュトミーを研究。94年「セラフィータ 鏡の性器を持つ私の女」で、15年間のブランクの後、舞台に復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syujin Yukido

2
2回目読了。 2回目は半年かかった。 この本には備忘録とあるので、エッセイのようなものなのかと思って読み始め、一度読んだときには、解説書ではないかと思った。 あらためて読んでみると、なるほど備忘録である。 というか、本というのはこんなふうに読むものなのかということをこの歳になって思い知らされた。 ずいぶん人生を損してきたものである。 渡辺次男さんが、本は読まされてはいけないと書いておられ、主体的に読まないと意味がないように書かれておられた。 それこそ本を読みながら創造しないといけないのである。 2018/06/22

Syujin Yukido

1
笠井さんはシュタイナーの理論から身体論を構築されたかたではなく、もともと構築されていた御自分独自の身体論を説明するのに、ゼロからするよりも、オイリュトミーの理論をカスタマイズされたほうが早かっただけのことのように思えます。 この本では、さらにそれが、古事記の言霊読みで大統合されたようです。 国分寺や名古屋や琵琶湖で必死でノートをとり、笠井さんの動きを見ながら手探りでペンを探して記録したことが、ぜんぶ書かれています。 それらがすべて古事記に結ばれていることに、壮大な統一理論をみるようです。 2018/01/03

Syujin Yukido

0
3回目。この本を読むと、本というものをどう読むべきかといつことを教えてもらえると思う。特に注釈を読んでいて、ここのところは大石凝真素美は書いていないというようなコメントがあって、大石凝さんが書いていないのなら誰が考えついたことなんだあ?と考えると、考えて考えて、おもしろくてしょうがない。さっそく4回目を読みはじめたが、4回目はもっと、練習のところをやってみようと思う。2018/11/26

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