内容説明
ベケット生前最後の友人だった著者。ドゥルーズやデリダを師とする、半世紀も歳の離れたこの若き哲学徒によって、ある時は存在しない父か優しい同志のように呟き、またある時は街角に厳めしい影のように消え失せる、あまりにも有名な劇作家の知られざる姿が生き生きと活写される！共有された沈黙と身振り。その繊細な筆致はベケット文学の核心をも閃光のように照らし出す。
著者等紹介
ベルノルド，アンドレ［ベルノルド，アンドレ］［Ｂｅｒｎｏｌｄ，Ａｎｄｒ´ｅ］
１９５８‐。フランス、コルマール（アルザス地方）生まれ。パリの高等師範学校でジャック・デリダらに学ぶ。またドゥルーズに師事。１９７９年から８９年まで、晩年のベケットの親しい友人であった。文筆家
安川慶治［ヤスカワケイジ］
１９６２年生まれ。東京大学大学院博士後期課程単位取得満期退学（倫理学専攻）。現在、関西外国語大学勤務
高橋美帆［タカハシミホ］
１９６８年生まれ。関西大学大学院博士後期課程修了（英文学専攻）。現在、天理大学勤務（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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イタロー
1
ベケットのいなくなった痕跡を言葉でさぐりさぐりなぞることで、ベケットの体温と文章の真率さが伝わる。2022/06/04
gu
1
ベケットという人を読んだ人。2012/03/07
