内容説明
「書くこと」とは死者たちに生存の様式を提示することではあるまいか。プルースト、アルトー、セリーヌ、ジョイス、道元、埴谷、ボルヘス等々をめぐる、かつて誰も読んだことのない斬新な批評=エッセイの試み。
目次
長い長い不眠の物語
麦畑のアントナン・アルトー
フェリックス・クルパ!―ルイ‐フェルディナン・セリーヌの幸いなる罪
天の軍団―ジョイスの大航海
地下室のザジ
バビロン―Baby in Babylon
This is the end―ニコとその仲間たち
サルトル・ノート
六八年五月自由間接話法について―ドゥボールとゴダール
道元
虚無の城―埴谷雄高の宇宙
私は晩餐であった
リスボンのフェルナンド・ペソア
カオスと脳
モーリス・ブランショ
エドモン・ジャベスと書物の民
著者等紹介
鈴木創士[スズキソウシ]
1954年神戸生まれ。作家、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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