時代の正体―権力はかくも暴走する

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時代の正体―権力はかくも暴走する

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784329004956
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

安保、集団的自衛権、米軍基地、ヘイトスピーチなど戦後70年の重大問題に焦点をあてる。高畑勲、想田和弘、内田樹、高橋源一郎、辺見庸ほか時代を問うインタビューを収録。

目次

1 「安全保障」の暴走(立ち上がる若者たち;切り捨てられる民意 ほか)
2 抑圧の海―米軍基地を問う(終わらぬ不条理 横浜・米軍機墜落三六年;「特需」に沸く横須賀―イージス艦追加配備 ほか)
3 ヘイトスピーチの街で(朝鮮学校に吹く寒風;抜けぬ差別、憎悪にとらわれ ほか)
4 戦後七〇年―扇動と欺瞞の時代に(実教出版日本史教科書採択問題;愚かしさ省み歯止めを―高畑勲さん ほか)
5 熱狂なきファシズム(熱狂なきファシズム―想田和弘さん;安倍首相の言葉―内田樹さん ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこしま

37
大手が書かないことを地方紙が追求する。◆この本を手に取ったキッカケは、神奈川新聞の記者さんのツイート。辺野古で反対住民が海保に暴力を受けている姿を見て。ニュースや大手紙では伝えません。◆タイトルのように今の問題だけでなく、根底にある昔からのことにも触れています。沖縄の基地問題。サンフランシスコ条約は解放であっても、沖縄では支配という屈辱。ヘイト問題も元は日本の侵略です。◆最後の辺見庸さんがディストピアと称し、「華氏451度」や「1984年」のような全体主義だと警告してる旨。強く共感しました。2015/11/14

サトシ@朝練ファイト

30
副題は「権力はかくも暴走する」だが、「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する」を念頭に置き、今の権力を支えているのは「国民の支持率」だという事を忘れてはいけない。なぜ支持されているのか?をもっと掘り下げると違う雰囲気になると思う。いわゆるヘイト本が売れるというのも支持する人がいるからで、出版不況で売れるだろうから出版する出版社と合わせて取材するとさらに良くなるね。日本会議を日本共産等の裏返しとまとめるところが分かりやすかったです。2017/05/06

Melon Matsuda

13
民主主義フェアで外された本。ジュンク堂が49としてるところに意地を感じます。外された本こそ今読むべき本。「偏ってますが何か?」の一番素晴らしい神奈川新聞。ここに書いてあることを知らないことが問題で知るべき。涙無しでは読めなかった。自分の半分の歳の若者や政治から遠い学者が声を挙げてることは嬉しい。「日本は戦争しない。日本は素晴らしい」と思ってる人は頭が花畑で、現政権によって改憲の危機にありヘイトデモは日本の恥だ。絶望するけど嫌な時代が早く来ないように出来ることはやるよ。高畑勲のとこだけでも読んで欲しいな。2015/12/08

カープ坊や

12
『戦争法案』『辺野古新基地』『ヘイトスピーチ』『日本会議主導による日本の右傾化』今、日本が抱えている問題について考えさせてもらえる 神奈川新聞の記事のまとめ本。 大手マスコミが官邸の圧力に屈したなか 今後も神奈川新聞に期待したい。2016/01/20

takeapple

11
神奈川新聞に連載されていた記事を再掲した本。神奈川新聞頑張っているなあ。安保法制、辺野古と厚木基地墜落事故、ヘイト問題、川崎の殺人事件と差別、安倍政権の公約や演説、それらへのみんなの思い。 民主的で平和な未来はあるのかな、それは僕らの決意次第だろう。頑張ろうと思わせてくれる。2015/11/22

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