出版社内容情報
2014年改定の「ソーシャルワークのグローバル定義」が示す専門職像とは。新たに盛り込まれた「地域・民族固有の知」「社会的結束」「多様性」の3つの概念をキーに、現在のソーシャルワークの専門職像に迫るとともに、社会学分野における〈社会的なるもの〉をめぐる議論を参照しつつ、社会福祉学における〈社会〉という概念の内実を問う。
内容説明
ソーシャルワーカーの社会的存在価値とは?「ソーシャルワークのグローバル定義」に新たに盛り込まれた「在来知」「社会的結束」「多様性」などの概念を鍵に、「専門家/専門知とは何か」に迫る。
目次
序章 社会福祉学は「社会」をどう捉えてきたのか
第1章 ソーシャルワークの知のあり方の変化と「在来知(indigenous knowledge)」
第2章 植民地主義とソーシャルワーク
第3章 他者の起源―貧困救済と動物愛護の接点
第4章 多様性を讃えること
第5章 リスクと寛容さと「社会的結束(social cohesion)」
第6章 ソーシャルワークの「現地化(indigenization)」再考―ソーシャルワークのグローバル定義にある重層モデル
終章 アンペイド・パブリック・ワークへの動機付けとその逆機能
著者等紹介
三島亜紀子[ミシマアキコ]
1971年大阪府に生まれる。2005年大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。東大阪大学教授、ケンブリッジ大学社会学科客員研究員を経て、同志社大学嘱託講師。『社会福祉学の“科学”性―ソーシャルワーカーは専門職か?』(2007年、勁草書房、日本ソーシャルワーク学会学術奨励賞・日本社会福祉学会奨励賞受賞)、の他、著書、共著書、共訳がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆう。
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