社会福祉学は「社会」をどう捉えてきたのか―ソーシャルワークのグローバル定義における専門職像

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社会福祉学は「社会」をどう捉えてきたのか―ソーシャルワークのグローバル定義における専門職像

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  • サイズ A5判/ページ数 185p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326700998
  • NDC分類 369.1
  • Cコード C3036

出版社内容情報

2014年改定の「ソーシャルワークのグローバル定義」が示す専門職像とは。新たに盛り込まれた「地域・民族固有の知」「社会的結束」「多様性」の3つの概念をキーに、現在のソーシャルワークの専門職像に迫るとともに、社会学分野における〈社会的なるもの〉をめぐる議論を参照しつつ、社会福祉学における〈社会〉という概念の内実を問う。

内容説明

ソーシャルワーカーの社会的存在価値とは?「ソーシャルワークのグローバル定義」に新たに盛り込まれた「在来知」「社会的結束」「多様性」などの概念を鍵に、「専門家/専門知とは何か」に迫る。

目次

序章 社会福祉学は「社会」をどう捉えてきたのか
第1章 ソーシャルワークの知のあり方の変化と「在来知(indigenous knowledge)」
第2章 植民地主義とソーシャルワーク
第3章 他者の起源―貧困救済と動物愛護の接点
第4章 多様性を讃えること
第5章 リスクと寛容さと「社会的結束(social cohesion)」
第6章 ソーシャルワークの「現地化(indigenization)」再考―ソーシャルワークのグローバル定義にある重層モデル
終章 アンペイド・パブリック・ワークへの動機付けとその逆機能

著者等紹介

三島亜紀子[ミシマアキコ]
1971年大阪府に生まれる。2005年大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。東大阪大学教授、ケンブリッジ大学社会学科客員研究員を経て、同志社大学嘱託講師。『社会福祉学の“科学”性―ソーシャルワーカーは専門職か?』(2007年、勁草書房、日本ソーシャルワーク学会学術奨励賞・日本社会福祉学会奨励賞受賞)、の他、著書、共著書、共訳がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

26
ソーシャルワークの2014年のグローバル定義を考察する中で、社会福祉学における「社会」とは何かを考察した内容です。定義では在来知が強調され西洋的価値観への偏りに批判があることが示されます。また過去の植民地主義への自己批判の視点もあることが示されています。また多様性や社会的結束などの概念があることも示されていました。同時に「自助、互助、共助」が強調される日本の社会福祉のなかで「社会的」なるものとは何かも考察されていました。またアンペイド・パブリック・ワークと福祉専門職の問題についても考えることができました。2018/02/12

スミレ雲

7
グローバル定義をもとにした解説本。社会変革、社会開発、社会結束、動機付け、自由。社会正義、人権、多様性、現地性など、いろんなキーワードを掘り下げていく。包括的に、ミクロからマクロまで、多角的に、多元的に、展開されていて。社会的動物としての人間が社会で生きていく存在。personに寄り添い、地域で暮らし、institutionsを活用する。自分勝手にならず自由に生きていけるために、どんなことができて、何が必要か、足りないものは?2018/02/12

YASU

0
”社会”の定義さえはっきりせず(”世間”のほうが通りがいい)福祉といえば慈善か奉仕と思われがちな日本で,ソーシャルワークのグローバル定義などほとんどの人になじみがないが,これを日本土着の価値との関連で詳細に分析して見せている.そしてその表と裏(効能と弊害)の説明もわかりやすい.筆者は前著で,ソーシャルワークの科学性にしがみつく専門家たちを批判したが,その続編ともいえるだろう.2020/01/05

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