現代メディア・イベント論―パブリック・ビューイングからゲーム実況まで

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現代メディア・イベント論―パブリック・ビューイングからゲーム実況まで

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326654109
  • NDC分類 674.5
  • Cコード C3036

出版社内容情報

日本とドイツの〈パブリック・ビューイング〉の受容経験、マスメディアとSNSが支える〈ロックフェス〉、ゲーセンを起源とする〈ゲーム実況〉という動画文化、日本製アニメのネット流通が生んだ中国の〈動漫祭〉、紙の冊子=〈ジン〉を交換しあう場づくりの哲学などを通じて、「メディア」と「イベント」の機制の変容を問う。

内容説明

マス・コミュニケーションの祝祭から、情報メディアが多重的に媒介する“生”の集合体験へ。グローバル時代における「メディア」と「イベント」の機制の変容を問う。

目次

第1章 ネット社会におけるメディア・イベント研究の地平―その仮設性=エフェメラリティを手がかりに
第2章 パブリック・ビューイング―メディア・イベントの再イベント化
第3章 音楽フェス―インターネットが拡張するライブ体験
第4章 ゲーム実況イベント―ゲームセンターにおける実況の成立を手がかりに
第5章 中国の「動漫イベント」におけるオタクの分層構造―日本製アニメのオンライン受容を経て
第6章 ジン(zine)が媒介する場づくりの哲学
終章 大阪万博以後―メディア・イベントの現代史に向けて

著者等紹介

飯田豊[イイダユタカ]
1979年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。現在、立命館大学産業社会学部准教授

立石祥子[タテイシショウコ]
1985年生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士課程修了、博士(学術)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員

永井純一[ナガイジュンイチ]
1977年生まれ。関西大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。現在、神戸山手大学現代社会学部准教授

加藤裕康[カトウヒロヤス]
1972年生まれ。東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士課程修了、博士(コミュニケーション学)。現在、中央大学兼任講師

程遥[テイハルカ]
1988年生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科修士課程修了。現在、京都工芸繊維大学工芸科学研究科博士課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サイバーパンツ

8
日常と非日常が曖昧化した祝祭空間としてのパブリック・ビューイングや音楽フェス、ゲーム実況イベントや中国の動漫祭などネットが繋ぐコミュニケーションの場、ジンが媒介する距離感のない居場所など、身近なトピックの分析から、メディアとイベントの現代的な結びつき方を捉える試み。メディアとイベント=コミュニケーションと場所(インスタレーション)というのは最近の現代アートでも関心の高いテーマであるし、日本で初めにそういった取り組みを行ったイベントとして大阪万博を再考して締めているのはまとまりがよく感じた。良書です。2018/05/04

たいそ

3
2017年。メディアとイベントとの新しい結びつきかた。パブリック・ビューイング、音楽フェス、ゲーム実況、動漫、ジン、大阪万博。「経験経済」「イベント・マーケティング」などについて知ることができた。自分も年に数回イベントに出かけるようになったが、その対象物そのものよりも、「体験すること」のほうが動機になっているなと気づかされた。「SNSによって個人が情報発信する機会が得られたといっても、そのメディアの使い心地はその時々のメディアの生態系によって移り行くもの。」2017/11/02

古戸圭一朗

1
「メディア・イベント」という概念を提唱した、ダヤーンとカッツは、それを「マス・コミュニケーションの特別な祭日」と位置付けたが、インターネットが広範に普及した現在にあっては、SNSなども視野に入れ、その内実が更新されなければならない。特に僕は同人誌イベントに行っていることもあり、日本のコミケとは異なる文脈で形成された中国の「動漫イベント」を扱った5章が面白かった。日本でも現在、コミケの参加者にとってネットは不可欠な存在だが、中国ではそもそもネットの延長線上にリアルなイベントが構築されたという点などが興味深い2020/01/07

黒髪

0
ドイツでのパブリックビュー成功や、昔の格ゲーイベントの話は面白かった。格ゲーとそのコミュニティを愛する人達がいて、ひとりひとりがいて成り立っていたものがあるという語り口は熱かった。2023/11/08

0_7

0
zineの話が興味深かったです2021/09/05

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