内容説明
アジア地域統合の経済的、政治的、文化的、歴史的課題に多大な影響力をもつ高等教育は、いかなる地域的展開を見せその役割を果たせるのか。
目次
アジアにおける地域的高等教育ガバナンスの展開
第１部 アジアにおける高等教育の国際展開と地域的ガバナンス（東アジアにおける留学生交流と地域統合―教育連携のネットワーク化と「国際高等教育」の可能性；東アジアにおける指導的大学の地域的展開；東アジアにおける「国際共同学位プログラム」と域内交流の進展 ほか）
第２部 アジアにおける高等教育の多層的展開（東南アジアにおける多国間学生交流枠組みと留学生政策；東南アジアにおける大学間ネットワーク；日中韓における成績・学位・資格評価と地域的連携 ほか）
第３部 高等教育の地域間連携と日本（ヨーロッパの高等教育の地域統合と東アジア―透過性のある枠組みと高等教育機関の経験；アフリカの高等教育における地域統合と東アジア；東アジアにおける高等教育国際化の比較と連携―日本の国際化の現状・課題・展望を踏まえて ほか）
著者等紹介
黒田一雄［クロダカズオ］
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授、東京大学大学院教育学研究科客員教授。１９６６年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒、アジア経済研究所開発スクール修了、スタンフォード大学よりＭＡ（国際教育開発）取得、コーネル大学よりＰｈ．Ｄ．（教育・開発社会学）取得。Ｏｖｅｒｓｅａｓ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｏｕｎｃｉｌ研究員、広島大学教育開発国際協力研究センター講師・助教授、早稲田大学助教授を経て、２００６年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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