ODAの終焉―機能主義的開発援助の勧め

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ODAの終焉―機能主義的開発援助の勧め

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326504404
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3033

出版社内容情報

本書は、現在のODAへの違和感と危機感を表明しようという目的で書かれた。開発の現場近くで仕事をしてきた著者達にとって、MDGやSDGは夢の議論のようでその非現実性に強い違和感を抱かざるをえない。ODA自体が存亡の危機にあるのではないかという危惧感さえ抱く。ODAの将来の方向性についての議論を呼び起こす一冊。

内容説明

長年開発援助に関わってきた二人の著者によるODA批判と再構築論。途上国の主体性を取り戻し、MDGsやSDGsに替わって、途上国が経済成長と貧困削減を達成する過程で現れる諸々のギャップ(技術や資源や政策・制度等々)を埋める「機能主義的ODA」を提唱。

目次

序章 ODAの新しいパラダイム
第1章 ODAの半世紀とその実績
第2章 途上国経済の発展
第3章 ODAパラダイムの変遷
第4章 日本のODAの展開
第5章 迷走するODA
第6章 途上国の成長戦略とODAの役割
終章 ODAをどう再構築するか

著者等紹介

浅沼信爾[アサヌマシンジ]
1961年一橋大学経済学部卒業。(株)東京銀行、世界銀行エコノミスト、クーンローブ投資銀行極東代表事務所代表、世界銀行計画・予算局長、同アジア第1局局長、S.G.ウォーバーグ(現UBS銀行)取締役兼ウォーバーグ証券東京支店長、千葉工業大学教授、一橋大学教授を経て、一橋大学国際・公共政策大学院(アジア公共政策プログラム)客員教授および国際協力機構(JICA)客員専門員

小浜裕久[コハマヒロヒサ]
1974年慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、静岡県立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Sanchai

3
二度目の再読。「プロジェクト型援助」の規模感をある程度標準化して、小さく細々した協力を「プロジェクト」と呼ぶのはやめようとか、公共政策の策定への協力(機能主義という言葉の根拠もここにあるか)に特化していこうとか、ODAの現状を考えたら「そうだよな」と首肯させられる提言がかなり多い。いい本なんだけど、相変わらず誤植が目立つのと、居酒屋トークかとおぼしき共著者の1人によるあとがきがどうにも気になってしまった。2021/11/21

とある本棚

1
再読。ODAの起源や日本のODA政策の変遷を外観した上で、現在のODAが機能不全に陥ってると断罪している。特にMDSsやSDGsには手厳しく、目標が先にあって手段が明確に示されていないことに異議を唱える。殊SDGsについては、そもそも技術革新やイノベーションを頼るバックキャスティングで制定されている経緯もあることから、著者の指摘がどれほど妥当なのかは判断しかねるが、言葉だけが一人歩きしていることに対する危惧は理解できる。高邁な援助論でなく、地に足のついたODA政策が必要という指摘はもっともである。2021/06/24

Sanchai

1
再読。それにしても、誤植が多いね。誤植だけなら編集の問題だが、明らかな著者の認識の誤りも何カ所かある。コーデル・ハルは米財務長官じゃない、国務長官だから。インドのバンガロールがあるのはグジャラート州じゃない、カルナタカ州だから―――といった具合。主張は傾聴に値するのに、すごくもったいない。2020/12/03

kk

1
odaは開発の脇役に成り下がったにも関わらず依然、主役の振る舞いをする大根役者。辛辣や表現ではあるが適切に捉えている。 odaは従来、高尚な理論を唱えてしばしばそれにのみ議論を重ねてきた。これからは議論を終え、ともに手を動かし労働することが求められる。2019/08/12

Sanchai

0
勁草書房の本は高くてとても買えないから、図書館でずっと待っていたが埒が開かず、知り合いから借りて読んでみた。国際公務員が世界中でやっている自身の開発アジェンダのセールスに対して辛辣な発言をされているのは溜飲が下がる思いがしたが、一方で、「現在途上国経済が直面する深刻な問題で、先進国の開発援助機関やエキスパートが貢献できそうなものを選び、それを支援しよう」というところは、一人一人がエキスパートになって提言しろと言われているようで、身の引き締まる思いもした。2019/09/15

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