権威主義体制と政治制度―「民主化」の時代におけるエジプトの一党優位の実証分析

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権威主義体制と政治制度―「民主化」の時代におけるエジプトの一党優位の実証分析

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  • サイズ A5判/ページ数 348p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784326302604
  • NDC分類 312.42
  • Cコード C3031

出版社内容情報

権威主義体制の一党優位はどのような条件で確立するのか? 一党優位の政党システムでは与野党間、与党勢力内、そして野党勢力内でどのような角逐と協力が見られ、その振る舞いはどのような制度に規定されるのか? 第一共和制前後のエジプトに主に注目し、「アラブの春」以後も射程に入れて、中東地域を比較政治学の俎上に載せる。

内容説明

権威主義体制の一党優位はどのような条件で確立するのか?一党優位の政党システムでは与野党間、与党勢力内、そして野党勢力内でどのような角逐と協力が見られ、その振る舞いはどのような制度に規定されるのか?第一共和政前後のエジプトに主に注目し、「アラブの春」以後も射程に入れて、中東地域を比較政治学上の俎上に載せる。

目次

第1章 序論―中東地域を隻折政治学の俎上に載せる
第2章 一党優位の概念的領域と理論的系譜―権威主義体制の全体像と多様性を把握する
第3章 権威主義体制下の一党優位の確立過程―制度選択と「優位の好循環」をめぐる経路依存
第4章 権威主義体制下の一党優位と体制変動―競合性の制度化の効果
第5章 権威主義体制下の一党優位と名目的合意形成―協議の場の制度設計とその効果の多様性
第6章 権威主義体制下の一党優位と選挙前連合―政党間の競合性と政治制度の効果
第7章 憲法起草と暫定政権期の政党政治―一党優位破綻後の政党システムの変化
第8章 結論―権威主義体制下の政党政治の多様性

著者等紹介

今井真士[イマイマコト]
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)を取得。日本学術振興会特別研究員を経て、文教大学国際学部非常勤講師。専門は比較政治学、政治体制論、制度論、中東研究(エジプト)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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