出版社内容情報
統計学と代数学の双方向的な発展を促している計算代数統計。統計モデルに対する計算代数的アプローチについて研究成果をもとに解説。
目次
第1部 マルコフ基底と正確検定(マルコフ基底を用いた正確検定の考え方;マルコフ基底の定義とマルコフ連鎖の構成;マルコフ基底の諸性質;いくつかのモデルに対するマルコフ基底;格子基底を用いたマルコフ連鎖)
第2部 グラフィカルモデルと条件つき独立性(階層モデルとグラフィカルモデル;単体的複体の既約成分への分解;階層的部分空間モデル;グラフの三角化と比例反復法;Imsetによる条件つき独立性の推論)
第3部 実験計画法におけるグレブナー基底(一部実施要因計画とグレブナー基底;2水準計画の指示関数;特性値が離散変数の場合の正確検定;グレブナー基底の基礎)
著者等紹介
青木敏[アオキサトシ]
2000年東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻博士後期課程退学。現在、神戸大学大学院理学研究科数学専攻教授。博士(情報理工学)(東京大学)。専門、計算代数統計、数理統計
竹村彰通[タケムラアキミチ]
1976年東京大学経済学部経済学科卒業。現在、滋賀大学データサイエンス学部教授、学部長。Ph.D.(米国スタンフォード大学)。専門、統計学
原尚幸[ハラヒサユキ]
1993年東京大学工学部計数工学科卒業。現在、同志社大学文化情報学部文化情報学科教授。博士(工学)(東京大学)。専門、多変量推測統計学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。