著者自身が厳選した待望の著作集。一つの世界を織り上げる著者初の短篇連作「水」、性の奈落と愛の成就を描く初期の傑作長篇「櫛の火」。溢れ出て荒れ狂うもの、死と生の両義性を超えるもの。切り離された肉体と精神が、性愛の極北で解放される、圧倒的な愛の物語。
水/櫛の火 解説=平野啓一郎ブロッホ、ムジールなどの翻訳を経て、作家に。『杳子』で芥川賞を受賞。『栖』で日本文学大賞を、『槿』で谷崎潤一郎賞を、『中山坂』で川端康成賞を受賞。『仮往生伝試文』で読売文学賞を受賞。
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