KAWADE夢文庫
滅亡から読みとく日本史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309499871
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0121

出版社内容情報

豊臣氏、武田氏、奥州藤原氏、平氏…権勢を誇った一大勢力が消えるとき、いったい何が起きているのか?新たな視点で日本史を探る!

鷹橋 忍[タカハシ シノブ]
著・文・その他

内容説明

一族が表舞台から消えるとき何が起こったのか?炎の大坂城で滅んだ豊臣氏、海の藻屑となった平氏…。数々の滅亡の裏にあった、知られざる真実と人間ドラマを掘り起こし新たな視点から日本史を読み直す!蘇我氏…じつは政権奪取を目論んだわけではなかった?奥州藤原氏…幕府を敵にまわしてまで、なぜ義経を匿った?源氏…陰謀にはまり、三代にわたって次々と暗殺された?武田氏…長篠の合戦で敗れたあとも、版図を拡大した!長宗我部氏…命を惜しむ執念が敵方に賞賛された理由は?…など栄華を極めた一族の“最期”の真相に迫る!

目次

1章 滅びの原因の「通説をくつがえす」新事実
2章 意想外の「裏切り」に遭ったほんとうの理由とは
3章 破滅に至る「内部崩壊」はいったいなぜ起こったのか
4章 「巧妙な陰謀」はどう仕掛けられたのか
5章 「壮絶な決戦」で敗滅した運命の転換点とは
6章 「時代の変質」は、一族をいかに衰亡へと導いたか

著者等紹介

鷹橋忍[タカハシシノブ]
1966年、神奈川県生まれ。別のペンネームで小説家としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

17
日本史の中で滅んでいった数々の家。もちろん必然ともいえる流れがあったところもあるが、偶然や悲運に見舞われたところも結構ある。まだまだ研究途上にあるものも含めて、その経緯を有名どころからマニアックなところまで紹介したのが、この一冊。定説と最新の研究を両方提示することで、今までの知識(見解)を見直すきっかけをくれる非常に誠実な構成。家ごとの紹介も概要ながらツボをおさえた文量で読みやすく、目立たないところに(笑)著者の思いが記されているのがいいアクセント。滅んだ家からも、学ぶべきところはたくさんある。2020/07/26

サケ太

15
「通説をくつがえす」、「裏切り」、「内部崩壊」、「巧妙な陰謀」、「壮絶な決戦」、「時代の変質」。様々な理由で滅亡した(主に)戦国時代(+飛鳥時代、平安時代、鎌倉時代を含む)の武家の真実と人間ドラマ。個人的には、通説をくつがえす、の蘇我氏、松永氏、豊臣氏関連の話が非常に興味深かった。染み付いていたイメージはなかなか取れないものだが、それを覆されるのは面白い。松永久秀は爆死していなかった?悪行は本当にしたのか?楽しかった。2018/03/13

ごいんきょ

8
こういう本を読むと日本の歴史ドラマ(いわゆる時代劇)を見る目が変わるような気がします。2018/04/24

やま

3
様々な一族の滅亡についての記事をまとめた本。1つの記事が数ページで終わるため内容的に薄いがその分要点が簡潔にまとめられている。今川氏真が信長の前で蹴鞠をさせられたという有名なエピソードについて、信長が氏真を気遣ったものだとする高澤等氏の説が紹介されており興味深かった。2018/04/05

Oki

0
世界よりはましだと思うが日本にも多くの滅亡があったと実感する。 滅亡には「現実主義」と「理想主義」との間での線引きゲームが大きく影響する。 どちらが正しいかとかいう問題ではなく中庸が大事だが。 2022/12/07

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