江戸の健康食―日本人の知恵と工夫を再発見

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309285702
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0077

出版社内容情報

「甘酒は病院の栄養点滴に匹敵する」など、江戸の人々が常食した、「滋養・強壮」食の数々。現代人こそ食べるべき健康たべもの案内。

【著者紹介】
農学博士・東京農業大学教授

内容説明

現代ニッポンの食卓に、いま一度のぼらせたい。栄養パワーあふれる、和の“美味しい医薬”いろいろ!

目次

一の膳 発酵食の精華(甘酒―病院の栄養点滴に匹敵する発酵飲料;納豆―納豆食べればナットクの健やか人生 ほか)
二の膳 和の食の盟主(豆腐―復活させたい豆腐百珍の「ろくじょう」とは;ゆばと麩―精進料理や懐石料理に欠かせない尊食 ほか)
三の膳 海の幸の満悦(鯨を食す―毒がなく、人の体によく、美味しいもの;鯨を捕る―巨大な生きものに挑んだ先人たち ほか)
四の膳 山の幸の恩恵(大根―咳止め、痰切り、解熱に重宝した民間薬;干し根菜―特有の匂い「日向香」がうれしい素朴食 ほか)
五の膳 日本酒の余徳(燗酒―ちろりや徳利の登場で湯煎が一般化した;強壮酒―ひれ酒、骨酒、甲羅酒、野鳥酒… ほか)

著者等紹介

小泉武夫[コイズミタケオ]
1943年、福島県の酒造家に生まれる。農学博士、東京農業大学名誉教授。現在、広島大学、鹿児島大学、琉球大学の客員教授をつとめる。専攻は醸造学・発酵学・食文化論。政府委員(農水省)をはじめ、国や地方自治体など行政機関での食に関するアドバイザー、各種法人理事長などを多数兼任。また執筆、テレビ出演などメディアでも活躍中。ギャラクシー賞ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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きみたけ

54
改めて日本食の素晴らしさを実感😆著者は東京農業大学名誉教授の小泉武夫先生。専攻は醸造学・発酵学・食文化論。国や地方自治体など行政機関での食に関するアドバイザーも務める。江戸時代は食材や料理法、加工法に知恵をしぼって、それを食べることで病気を防ぎ、健康を維持し、長寿を目指した。そういった江戸の健康食を様々な古文書を引用し現代的にわかりやすく解説した一冊。納豆・味噌・漬け物などの発酵食、豆腐・そば・梅干しなどの王道の和食、佃煮・鰹節・鯨などの海の幸、大根・茸・山椒などの山の幸など50種超の食材・料理を記載。2023/10/15

ユウユウ

33
江戸ばかりにとどまらない日本人の食の歴史。それほど写真や絵があるわけではないけれど、想像するだけで結構おなか空いてきます。豊かな自然の恵みがある日本の食を礼賛し、さて今は…とふと考えると…。豊かな恵みをいつまでも享受出来るようにするためには、考えていかないといけないですね。「生命を大切にするのは人間最大の義務である」(「おわりに」に紹介されていた貝原益軒の言葉より)2018/10/14

ゆずぽん

20
医食同源・薬食同源、江戸の人たちが食べてきた「滋養・強壮」食のいろいろ。なにげなく食べてきた日々のご飯、そこには日本人の食へのこだわりと知恵がたくさんつぎ込まれていたんですね。目からウロコとなったお話もたくさんあって、改めて日本食の素晴らしさを再認識しました。2016/05/26

ようはん

19
和食の魅力というか、日本人の積み重ねてきた食への工夫と努力の歴史が分かる。日本に生まれて良かった。2023/06/20

高橋 (犬塚)裕道

10
星3.5。面白い!食べたくなった!偶には江戸の、昔の食事も楽しみたい。化学調味料のない無添加の自然食、良いなあ〜。2021/08/11

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