紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人

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  • サイズ 46判/ページ数 315p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299001405
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第18回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作!<トピックス>(1)作中に登場する特殊用紙を実際に使用した“体感型”ミステリー! 手がかりとなる“紙”を書籍に使用していますので、読み手が“紙”の肌触りなどを実際に確かめながら読み進めることができる新感覚の“体感型ミステリー”に仕上げています。(2)新聞広告、拡材など豊富に用意いたします。現在調整中ですが、大きく新聞広告を掲載する予定です。また拡材もPOP、パネルなど用途に応じてご用意いたします。<あらすじ>神保町で紙鑑定事務所を営み、どんな紙でも見分けられる男・渡部。ある日、そんな彼の事務所にひとりの女性がやってくる。「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした彼女は、「彼氏の浮気調査をしてほしい」と言う。手がかりはピンボケしたプラモデルの写真一枚だけ。渡部はダメ元で調査を始めるが、ある男と出会ったことで意外な真相が明らかになった。その男こそが伝説のプラモデラー・土生井(はぶい)。ごみ屋敷に住む冴えない中年だが、模型のことが絡むと驚くべき洞察力と知識で、名推理を披露する。そしてその翌日、渡部の事務所に「行方不明になった妹を探してほしい」と言う女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って訪ねてくる。土生井とともに模型を調査していた渡部は、その中に恐ろしい大量殺人が示唆されていることを知り、真相を突き止めるため奔走する!

内容説明

どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。ダメ元で調査を始めた渡部は、伝説のプラモデル造形家・土生井と出会い、意外な真相にたどり着く。さらに翌々日、行方不明の妹を捜す女性が、妹の部屋にあったジオラマを持って渡部を訪ねてくる。土生井とともに調査を始めた渡部は、それが恐ろしい大量殺人計画を示唆していることを知り―。第18回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。

著者等紹介

歌田年[ウタダトシ]
1963年、東京都八王子市生まれ。明治大学文学部文学科卒業。出版社勤務を経てフリーの編集者、造形家。2019年に『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』で第18回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

503
紙商として独立する紙鑑定士が主人公。テンポ良い展開で、率直に楽しめるミステリー。26節からなる構成も読み飽きを誘発しない工夫だった。紙鑑定に加え、プラモデルやジオラマと一般に馴染みがない分野を相棒に、事件を軽快に解決していく。紙やプラモデルも含めマニアックな描写が散りめられていた。それらが素人でも理解をさせ、かつ惹きつけていく描写は見事。また、主人公たちが、ネットから巧みに情報収集し、それに基づく見事な推理は、とても現代的な印象だった。いくつか回収されきれていない伏線も感じ、きっと続編がと想像した。2020/01/26

starbro

491
『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作ということで、読みました。 http://konomys.jp/information/win-vol_18/10268.php 著者は、若いのかなと思いきや、私より年上でした。著者が造形家で、紙、ジオラマ、プラモデルに対する蘊蓄が新鮮で楽しめました。ランボルギーニ アヴェンタドール https://www.cornesmotors.com/lamborghini/detail/aventador_s_coupe まで登場するとは・・・ 次回作も期待です。2020/02/27

kou

413
紙鑑定士って職業がある事を初めて知った。紙って、想像以上に奥深い!正直、何かご都合展開だなぁと思いながら読んでいたが、それでも最後まで読んでしまう勢いがある一冊だった。後半登場した真理子がインパクトあるキャラだったから、もし続編があるなら活躍を期待したい。2020/07/17

ウッディ

387
様々な洋紙を知りつくす紙鑑定士、神探偵と間違えられて恋人の浮気調査を依頼された渡部は、伝説の模型マニア土生井の助けを借り、殺人事件を調べることに。紙は詳しいが探偵業は素人という渡部と、模型には詳しいが電子デバイスはわからない土生井のコンビはユニークだったが、次々と模型が出てくる展開は強引で、ご都合主義的に進む調査もリアリティが欠けていたような・・。渡部の紙の蘊蓄にはピンとこず、捜査の助けにもなっていなかったのが残念。「このミス」大賞の受賞作という事で手に取ってみたが・・・ちょっと辛口の感想です。2020/11/10

美紀ちゃん

373
面白かった。 本の紙。どんな紙が使われているか、わかるらしい。 紙の鑑定士と伝説のモデラー(プロの模型製作者)がタッグを組んで事件の謎を解く。 ミニチュア?プラモ?模型の鑑定など、土生井さんの知識量がすごい。わかることをどんどん述べていくと、だんだん真実が見えて来る。そして事件解決へ。 ラストの、目的地へと向かう車がかっこいい。 次作にも期待。2022/04/13

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