「慰安婦」問題と未来への責任―日韓「合意」に抗して

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「慰安婦」問題と未来への責任―日韓「合意」に抗して

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272521098
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0021

内容説明

被害者の声を受けとめた解決とは何か―政府間「合意」の評価をめぐる深い溝。日・韓の識者が、その原因を徹底検証し、未来へ向けて果たすべき責任を探る。戦時性暴力の歴史を断ち切るために。

目次

日本軍「慰安婦」問題でなお問われていること―「終わらせる合意」に抗して
第1部 「慰安婦」問題は終わらない―「解決」を問い直す(「慰安婦」問題の解決をめぐって―加害責任を問うことの意義;日韓「合意」の何が問題なのか;「法的責任」の視点から見た二〇一五年「合意」;日韓のメディア比較―「合意」をめぐって何を伝え、何を伝えなかったのか;国連人権機関による日韓「合意」の評価―女性差別撤廃委員会を中心に)
第2部 強まる「加害」の無化―新たな歴史修正主義に抗する(破綻しつつも、なお生き延びる「日本軍無実論」;『帝国の慰安婦』と消去される加害責任―日本の知識人・メディアの言説構造を中心に;フェミニズムが歴史修正主義に加担しないために―「慰安婦」被害証言とどう向き合うか;アメリカで強まる保守系在米日系人・日本政府による歴史修正主義)
第3部 未来への責任―正義への終わりなき闘い(「慰安婦」問題を未来に引き継ぐ―女性国際戦犯法廷が提起したもの;未来志向的責任の継承としての日本軍「慰安婦」問題解決運動;戦争犯罪への国家の謝罪とは何か―ドイツの歴史を心に刻む文化;サバイバーの闘いをどう受け継ぐのか)

著者等紹介

中野敏男[ナカノトシオ]
東京外国語大学名誉教授(社会理論・社会思想)

板垣竜太[イタガキリュウタ]
同志社大学社会学部教授(朝鮮近現代社会史、文化人類学)

金昌禄[キムチャンロク]
慶北大学法学専門大学院教授(法史学)

岡本有佳[オカモトユカ]
編集者、Fight for Justice日本軍「慰安婦」問題サイト運営委員

金富子[キムプジャ]
東京外国語大学教授(植民地朝鮮ジェンダー史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

22
戦時性暴力についての世界的な認識の進展と、日本での停滞あるいは後退と言うギャップが広がり続けている事に気づく内容でした。2018/10/19

matsu

5
慰安婦問題についての論点を非常にわかりやすくまとめられている。中曽根元首相が戦時中に慰安婦施設の設置を行ったと自ら証言していたことについては知らなかった。 歴史修正主義者の主張の問題点と誤りを整理し理解する上でも最適な一冊かと思う。2018/05/28

かじやん0514

5
一つ一つの論考は長くないので、そんなに時間をかけずに読めた。いまの情勢に照らして必読でしょう。2017/12/29

Takao

4
2017年12月15日発行(初版)。2015年12月28日の「日韓合意」により、「慰安婦」問題は決着済み、というのが日本のマスメディア。国際的な常識とはあまりにもかけ離れている。本書のサブタイトルは「日韓『合意』に抗してして」とあるが、特に朴裕河『帝国の慰安婦』をめぐるリベラル派内での対立する評価について多くが語られていた印象がある。金学順さんのカミングアウトに勇気付けられて多くの元「慰安婦」が名乗り出たことなど新たに気づいたことも多かった。2018/04/27

Miki Shimizu

1
いろんな人が、日韓合意について書いたものを集めた印象。映画「主戦場」見たら、あ、これのこと?みたいなのも出てきたなー。2019/05/05

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