出版社内容情報
環境問題に関する目からウロコの「落とし穴」話が満載。「みんなの心がけ」だけでは解決できない問題の本質が見えてくる。
目次
「みんなの心がけ」では解決しないゴミ問題
努力・忍耐ではない地球温暖化防止を
輸出されるリサイクル品
援助の前に、同じ人間として見ること
金融機関の「社会的責任」とは
羊とペンギンの島の戦争利益
オール電化は環境にいい?
農業は「農」の「産業化」?
「働くことが社会を良くする」?
科学技術の発展で問題は解決する?
「電気をたいせつにね!」
ダムは水よりカネを貯める
国内で植林するより、まず使おう
「地球にやさしい」油やし?
やめられないクルマ依存
著者等紹介
田中優[タナカユウ]
未来バンク理事長、坂本龍一氏・桜井和寿氏(Mr.Children)らと立ち上げた「ap bank」監事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moon
2
本は薄いけど、濃い内容だった。環境問題と一口に言っても多くの問題(視点)がある。それを分かりやすくまとめられていて面白かった。「虫の視点」と「鳥の視点」一人一人の頑張りも大事だけど、そこだけに責任を被せるとどうしようもない。2010/04/13
miya
1
薄っぺらくてすぐに読めるのに中身は「へぇー」の盛り沢山。環境について言われる不安や胡散臭さを説明してくれる。一人一人の心掛けはモチロン大事。でもそれ以上に、1/27の家庭ごみより26/27を占める家庭以外のゴミについてどうするのか。解決策と解決しようとしないこの国の現実がよくわかる。クレスコって雑誌の連載らしいが雑誌が気になる。2009/05/16
yoshi
0
この人の考え抜く力と、調査、効果を最大化するためのアプローチなどの提言にはいつも驚かされる。 2009/05/06
オーリー
0
本書は環境問題を扱いながらそれに対する私たちの行動の意味を改めて考えさせてくれました。 正直言って、私にとっては目からうろこの本でした。 世界は自分が知っていたもの以外にも、かくもいろいろな見方があるものかと教わりました。自分で考える、その大切さと、ながされないという勇気をもらえると思います。 自分を成長させたい方には、とても良い本だと思います。2013/05/27
ruka
0
読みやすかった。既視感は否めないが、大変参考になった。2011/05/24