内容説明
なぜ、こんなウソとデタラメがまかり通るのか?守らなくてどうする?世界のTSUKIJI。
目次
第1部 問題だらけの豊洲新市場(浮上した豊洲新市場問題;市場関係者の声を無視した移転計画;なぜ地下空間がつくられたのか―「盛り土あり」から「盛り土なし」へ;なぜ汚染は残ったか―豊洲工場と汚染物質;まだまだある、使えない豊洲新市場の現状)
第2部 築地移転問題の真相を読む(築地市場の豊洲への移転は何のため?;重層的な利権構造;アウトラインを描けたのは誰か?)
第3部 築地市場の再生へ―日本の宝を守る(豊洲移転は中止しかない;卸売市場はなぜ大切か―規制緩和による変貌の中で;都政を変え、築地市場を再生させる)
著者等紹介
中澤誠[ナカザワマコト]
東京中央卸売市場労働組合委員長。築地市場の仲卸で30年以上にわたって働き、豊洲への移転に反対してきた
水谷和子[ミズノヤカズコ]
一級建築士。2009年から築地市場移転問題裁判に原告参加。現在、豊洲市場用地・汚染地購入公金支出賠償請求訴訟原告
宇都宮健児[ウツノミヤケンジ]
弁護士。日本弁護士連合会元会長(2010~11年度)。希望のまち東京をつくる会代表。2012年、14年の東京都知事選挙に立候補。豊洲新市場凍結・再検討を政策に掲げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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かじやん0514
3
問題は地下空間の汚染水だけでないことがよく分かる。私たちが食べる魚介類の流通拠点を、大型再開発に奪われてはならない。2017/01/28
emi
2
現時点では、移転賛成派ですが、図書館にて。 豊洲市場の盛り土の件や今の築地市場跡地の件もモヤモヤするのだが、何故豊洲に移転することになったのか、築地市場の改修が進められていたのに、中断し豊洲移転へとなったのか、やはりまだモヤモヤします。果たして、小池都知事で良かったのか、そして都議選の結果は?都政に関しては他にも色々読んでみたりして、有権者としてしっかり監視していきたい。2017/07/01