最低賃金1500円がつくる仕事と暮らし―雇用崩壊」を乗り超える

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最低賃金1500円がつくる仕事と暮らし―雇用崩壊」を乗り超える

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272310531
  • NDC分類 366.44
  • Cコード C0036

出版社内容情報

今、〈最賃1500円運動〉への期待が広がっている。地域経済を元気にする戦略など、その実現が切り開く社会への展望を示す。

はじめに(後藤道夫)

第1章 最低賃金1500円は社会をどう変える――家計補助賃金からリビング・ウェイジへ  
1.日本の最低賃金は、なぜこれほど低いのか?(後藤道夫)
 トピック? AEQUITAS(エキタス)と「#最低賃金1500円になったら」(栗原耕平)
 トピック? 子どもの貧困から見た地域格差と最賃格差(戸室健作)
2.「ふつうの暮らし」がわかる――生計費調査と最低賃金(中澤秀一)
 トピック? 生計費調査から考えた、私の地域の「ふつうの暮らし」(岩崎 唯)
3.女性の貧困は最賃引き上げでどう変わる?(後藤道夫)
4.働き手がふつうに生活できる最賃へ──子育て・老後の展望を切りひらく(後藤道夫)


第2章 労働市場と働き方の現在?未来

1.労働市場はどう変わっているか――非正規就業を中心に(伍賀一道)
2.正社員労働の変容と最低賃金――「働き方改革」と関連して(今野晴貴)
3.「新産業構造ビジョン」と最低賃金の意義 AI、インダストリー4.0、IoT(今野晴貴) 
4.公共サービス労働と業種別・職種別最低賃金――保育労働を素材に(蓑輪明子)


第3章 最低賃金の歴史と思想

1.日本の労働運動と最低賃金闘争(小越洋之助)
 トピック? 最低賃金審議会に民主的ルールを――「鳥取方式」の実践(藤田安一)
2.最低賃金制とナショナル・ミニマム論(木下武男)
 トピック? 最低賃金と協約賃金(浅見和彦)
 トピック? イギリスの最低賃金制度(遠藤公嗣)
 トピック? アメリカの最賃運動・地域運動の展開
       ――地域での「コアリッション」構築による最低賃金条例制定(小谷 幸)
 トピック? ドイツ・フランス・韓国の最低賃金(中澤秀一)
3.政党・労組・論壇は、最低賃金をどう見ているのか?(戸室健作)  


第4章 大資本に対する防波堤としての最低賃金――地域経済と中小企業

1.最賃引き上げと地域内再投資(岡田知弘)
 トピック? 最低賃金引き上げは地域共通の課題(出口憲次)
 トピック? 自治体首長も賛同する「北海道・東北最賃引き上げキャラバン」(中村健)
2.中小企業も地域経済も元気にする道(岡田知弘)
 トピック? 公契約条例と最低賃金(川村雅則)  
3.全国チェーンに“おいしい”最賃格差(中澤秀一)

終章 社会的危機を救う──最賃1500円と福祉国家型生活保障

1. 座談会 最低賃金を下層社会の現実からとらえ返す(藤田孝典・今野晴貴・後藤道夫)
 トピック? 年収270万円でも暮らせる社会へ――時給1500円×1800時間労働の実現に向けて(北口明代)
2.最低賃金と社会保障・教育保障・住宅保障(後藤道夫)

あとがきにかえて――エビデンスをもとに新たな運動の展開へ(中澤秀一)

後藤 道夫[ゴトウ ミチオ]
編集

中澤 秀一[ナカザワ シュウイチ]
編集

木下 武男[キノシタ タケオ]
編集

今野 晴貴[コンノ ハルキ]
編集

福祉国家構想研究会[フクシコッカコウソウケンキュウカイ]
編集

目次

第1章 最低賃金1500円は社会をどう変える―家計補助賃金からリビング・ウェイジへ(日本の最低賃金は、なぜこれほど低いのか?;「ふつうの暮らし」がわかる―生計費調査と最低賃金;女性の貧困は最賃引き上げでどう変わる?;働き手がふつうに生活できる最賃へ―子育て・老後の展望を切りひらく)
第2章 労働市場と働き方の現在~未来(労働市場はどう変わっているか―非正規就業を中心に;正社員労働の変容と最低賃金―「働き方改革」と関連して;「新産業ビジョン」と最低賃金の意義;公共サービス労働と業種別・職種別最低賃金―保育労働を素材に)
第3章 最低賃金の歴史と思想(日本の労働運動と最低賃金闘争;最低賃金制とナショナル・ミニマム論;政党・労組・論壇は、最低賃金をどう見ているのか?)
第4章 大資本に対する防波堤としての最低賃金―地域経済と中小企業(最賃引き上げと地域内再投資;中小企業も地域経済も元気にする道;全国チェーン店に“おいしい”最賃格差)
終章 社会的危機を救う―最賃1500円と福祉国家型生活保障(座談会 最低賃金を下層社会の現実からとらえ返す;最低賃金と社会保障・教育保障・住宅保障)

著者等紹介

後藤道夫[ゴトウミチオ]
都留文科大学名誉教授

中澤秀一[ナカザワシュウイチ]
静岡県立大学短期大学部准教授

木下武男[キノシタタケオ]
労働社会学者(元昭和女子大学教授)

今野晴貴[コンノハルキ]
NPO法人POSSE代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

41
1日8時間働けば普通に生活できる社会の実現を目指して、最低賃金と賃金と社会保障のあり方を考察した内容です。現在の全国の最低賃金平均は848円であり、そもそもが家計補助的な位置づけで、生計費原則が成り立っていません。本著では全国一律1500円の最低賃金をナショナルミニマムとして保障し、労働の中身もディーセントワークで人間らしい働き方を提言しています。働きながらも貧困に陥る人が増え続けているなかで、重要な提起だと思いました。同時に賃金依存の高さも問題であり社会保障制度の充実も求められていると思いました。2018/11/01

樋口佳之

25
不思議なことですが、多くの労働組合は、労働者本人がとうていふつうに暮らせない最賃額を、「引き上げ目標」としつづけていた/エキタスのデモは、労働者本人がギリギリふつうに暮らせる金額を最低賃金として要求し、おそらく初めて、それを広く社会にアピールすることに成功/最低賃金が果たす役割についての、社会の要請そのもの、受けとめ方そのものが大きく変わりつつあったことの現れ/コンビニで販売しているペットボトルの値段は、どこでもほぼ同じです。同じ業務、同じ商品・サービスの価格なのに、働いている労働者の賃金だけが異なる2018/11/02

ジム

0
局所的な観点だが面白い。どんな仕事でもそうだが声を出して賃金交渉しなければ良くならない。黙って諦めるから付け入られる。2019/03/25

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