この経済政策が民主主義を救う―安倍政権に勝てる対案

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784272140626
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

改憲をめざして爆走する安倍政権。左派・リベラル派は、どんな政策で対抗すべきか? 経済予測をふまえた提言。

改憲に突き進む安倍政権のもとで、これから景気はどうなっていくのか? 対抗する左派・リベラル派は何をすべきか? 人気の経済学者による経済予測と「勝てる」提言。

第1章 安倍政権の景気作戦
第2章 人々が政治に求めていること
第3章 どんな経済政策を掲げるべきか
第4章 躍進する欧州左翼の経済政策
第5章 復活ケインズ理論と新しい古典派との闘い
第6章 今の景気拡大はどこで行きづまるか

【著者紹介】
1964年生まれ。立命館大学経済学部教授。専門は理論経済学。著書に、『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』(PHP新書、2014年)、『新しい左翼入門』(講談社現代新書、2012年)、『図解雑学 マルクス経済学』(ナツメ社、2010年)ほか多数。著者ホームページ http://matsuo-tadasu.ptu.jp/index.html

内容説明

改憲に突き進む安倍政権。これから景気はどうなるのか。左派・リベラル派はどうすればいいか。自由を守る最後のチャンス、あきらめるのはまだ早い!

目次

第1章 安倍政権の景気作戦―官邸の思惑は当たるか?
第2章 人々が政治に求めているもの
第3章 どんな経済政策を掲げるべきか
第4章 躍進する欧米左派の経済政策
第5章 復活ケインズ理論と新しい古典派との闘い
第6章 今の景気政策はどこで行きづまるか

著者等紹介

松尾匡[マツオタダス]
1964年、石川県生まれ。立命館大学経済学部教授。専門は理論経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

72
デフレはお金を貯める傾向を促しますますデフレになるという理屈から、政府が財政支出したり日銀が国債を買ってお金を放出する目的(=総需要の拡大)をおぼろげに理解した。ケインズ理論の必要性もわかったが、悪性インフレにならないという論旨は理解しきれなかった。国民を食べさせられるリーダーがいかに切望されているかを示すデータも挙げられていて衝撃を受けた。そこにつけ込んだのが安倍さんで、消費増税を利用してアベノミクス批判をさせておきながら選挙に向けて景気を回復させることで議席数を確保してると著者はいう。全体主義が怖い。2018/05/17

佐島楓

47
「流動性のわな」によって景気が改善しないなど、論点がわかりやすかった。2016/07/02

きいち

30
なるほど、そういうことなのか!今まで、量的緩和・インフレ目標といった施策と、法人税減税や規制緩和・トリクルダウンの施策を取り混ぜて考えてしまってた。◇需要を増やすには、お金で持ってたいという消費者の「流動性選好」を、将来のインフレ予測が上回る必要がある…短期成長は分配が重要…はじめてちゃんとわかった気がする。表紙イラストでわかるように反安倍側の人だけど、この人の「アベノミクス」解説はわかりやすく、議論の前提としてどちらの側の人にも薦めたい。◇なるほど、賃上げや子育て支援、リカレント教育等も景気対策なのか。2018/04/30

おおにし

20
松尾さんがおっしゃるように安倍首相は「本気」だと思います。本気で改憲を目指すために、景気拡大を武器に支持を固めてきたのです。それに打ち勝つためには「安倍よりもっと好況」対案しかありません。アホノミクスなどと冷笑していてはリベラル派は選挙で大敗するでしょう。安保法案よりも原発再稼働よりも不況を恐れて安倍を支持している国民が予想以上に多いという事実をしっかりと踏まえて、リベラル派にはしっかりとした対案を出してほしいですね。欧米左派の経済政策をもっと研究すべき。選挙法を改正するためだけの選挙共闘案も名案です。2016/02/26

garth

18
これ読んで逆に確信しましたが、経済政策を理由に野党を支持しないという人は、野党がアベノミクスの量的緩和を引き継ぐと言ったって結局投票はしないだろう。安倍が勝ってるのは経済政策のせいでもなんでもないよね。「2%をインフレ目標に掲げるならば、それとつじつまの合うように、最低賃金や粘菌や生活保護や社会保障給付も2%かそれ以上で引き上げていくことを盛り込むべきです」2018/05/13

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