フード・インク―ごはんがあぶない

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  • サイズ B6判/ページ数 431p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784270006245
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0030

出版社内容情報

外国産食品が安いのはなぜ?読めばわかる、おかしな食品業界のカラクリ!

今や巨大企業になってしまった農業の異常な食事情。ダイナミックな農業スタイルはより安く、効率良く収穫するためだったが、生み出したのはおかしな業界構造と、“遺伝子組み換え食品”の問題。笑えない事実と矛盾が次々と明らかになる。今冬、同名映画が公開予定!

内容説明

『ファストフードが世界を食いつくす』のエリック・シュローサー、『雑食動物のジレンマ』のマイケル・ポーラン、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌスなど錚々たる執筆陣による食の警告書。第82回アカデミー賞「長編ドキュメンタリー映画賞」ノミネート作品から生まれた、“もうひとつの「フード・インク」”。

目次

第1部 フード・インク―映画(ファーストフード大国の改革/エリック・シュローサーとの対談;食生活の裏に潜む企業の権力を探る/『フード・インク』制作の舞台裏(ロバート・ケナー))
第2部 食料戦争の内側(有機有食品―ヘルシー食品やその他多くのもの(ゲイリー・ハーシュバーグ)
食料、科学、世界の飢餓問題―未来を支配するのは誰か?(ピーター・プリングル)
エタノール詐欺 食糧を燃やして自動車燃料を作る(ロバート・ブライス) ほか)
第3部 それについてあなたができること(努力したってしかたない?(マイケル・ポーラン)
独立を宣言する(ジョエル・サラティン)
食生活の手引き(マリオン・ネスル) ほか)

著者等紹介

ウェーバー,カール[ウェーバー,カール][Weber,Karl]
ニューヨークを拠点とする作家であり編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

T坊主

6
1)食糧までも一部の巨大化学企業に支配されようとしている危険性には心配。発芽しない物に本当に生命が宿っているのでしょうか? 私達の生存にとって良い事なのか疑問符が着く。2)日本でも最近肉の消費量が戦後からずっと上がっているのでしょうが、それに伴う発病を多くなっているのではないでしょうか、それに以前読んだ本に確か牛を飼育する穀物で人は10倍、豚で6倍、鶏で2倍とかの人口が養えると書いてあったが、又穀物を燃料にしてしまう事も、食糧不足、高騰、飢餓を生む要因ではないか。そういう事を考えて肉を食べる事も必要では。2014/08/27

GASHOW

4
「イーティングアニマル」のほうが具体的でわかりやすい。抗生物質付けや遺伝子操作された食料を食べている我々の体にも影響があるのだろう。ビーガンが増えていると思うが、動物愛護だけではなく、身の危険を感じてからかもしれない。2019/01/05

ラーメン小池

2
世界、特にアメリカにおける食の工業化とファストフードに席巻されている現状に警告を発している。ポール・ロバーツの「食の終焉」が大企業や政府の悪行を暴きながら、それらをもたらしている真の原因が我々であることを示したが、この本は食の安全、健康や肥満防止に向けた様々な提言や、前向きに取り組む活動を広範囲に紹介している。食の問題は医の問題であり、現在のアメリカではそれが子供達の肥満という形で先鋭化している。高カロリー食や摂取カロリーの増大を画策することで食品業界は利益を上げたのかもしれないが、社会全体のコストは?2014/06/01

cdttdc

1
アメリカの食品、食材の安全性や企業の実態などを紹介。特段、目新しいことは無いけど、毎日口に入れる食べ物のことを考えるには良い一冊。まずは知ること、調べる事、そして判断して動くこと。あとは自己責任。2014/01/23

yama

1
アメリカの工業的な食料システムが、調査をしていくうちに、中央集権の腐敗した影響力にいきついた、という指摘が興味深かった。映画を見てから、もう一度読みたい。2012/06/01

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