物語の王国
風のヒルクライム―ぼくらの自転車ロードレース

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784265057870
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

誕生日に父からロードバイクを贈られた涼太は、勢いでレースに出ることに。選手達はそれぞれの人生模様も乗せてゴールを目指す!

13歳の誕生日にロードバイクを父から贈られた涼太は勢いでレースに出ることに。選手達はそれぞれ人生模様も乗せてゴール目がけて山をかけ上がる。爽快、自転車疾走小説!

内容説明

十三歳の誕生日に、父親の趣味のロードバイクを贈られた涼太。一方的なやり方に反発を覚え、勢いでレースに出ることになる。スタートに集う選手たち、みなそれぞれの人生模様を乗せ、ひとつのゴールをめざして、レースがはじまる―。それぞれの人生模様を乗せた、自転車疾走小説!

著者等紹介

加部鈴子[カベリンコ]
1975年生まれ。群馬県立女子大学文学部卒業。第10回ジュニア冒険小説大賞を受賞して『転校生は忍びのつかい』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

97
【西日本読書感想画コンクール課題図書】誕生日に頼んでもいないロードバイクを貰い、わだかまりを持ったまま父とヒルクライムレースに参加した涼太。負けず嫌いの俊介、あゆとその父親など、レースに挑む参加者たちの群像劇。レース中に他の人の思いに触れたり、アクシデントに見舞われるうち 少年たちにさまざまな気づきが訪れるという爽やかスポーツもの。どちらかというとYAよりは児童書いう感じ。2016/06/14

はじめさん

22
誕生日祝いにピナレロのロードバイクを勤務医の父から贈られた中坊。テニス部だし別に自転車は…と思っていたが、強制的にヒルクライムレースに父とエントリー。苦しい家計をやりくりして台湾メーカーバイクで参戦する同級生「フラペにトゥークリップとか舐めてんのか金持ちがぁ!」、かつて父が治療し、自転車にハマったサイクルガール、まさかのママチャリと学生服の高校生、ひとつのレースに臨む様々なライダーたちの群像劇。/ レースに勝ったら自分を称えろ、レースに負けたら機材を疑えーーロードバイクは機材スポーツ、速さは金で買える。2019/09/07

あおい

21
父への反発からレースに参加する涼太、去年のリベンジを誓う俊介、学ランママチャリで爆走する謎の高校生…それぞれが想いを抱えて参加する自転車ロードレース。さらっと軽く読めます。2016/07/16

白雪ちょこ

19
まさに、ザ・青春が詰まっている物語。 ロードレースの話なのかと思いきや、ロードレースを通して、それぞれの中学生達の人生を中心に描かれている、という組み立て方が面白かった。 中学生だからこその悩みや、病弱な少女あゆの物語などが、一番共感できた。 人生のように厳しい坂道を、山を超え、その先に待っていたゴールの清々しさ、達成感。前を向き、自転車を漕いで汗を流し行く中学生達の姿は、とても輝かしいことだろう。2023/11/03

izw

15
距離20km、標高差1200mを自転車でかけ上がるヒルクライムレースに参加した6人の視点からレースを追う。熱いレースを展開しながら、微妙に人間関係が絡み合う6人のわだかまりが徐々に解けていく。爽快感が残るさわやかなストーリーである。2015/06/07

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