目次
第1章 老人ホームは民俗学の宝庫(「テーマなき聞き書き」の喜び;老人ホームで出会った「忘れられた日本人」;女の生き方)
第2章 カラダの記憶(身体に刻み込まれた記憶;トイレ介助が面白い)
第3章 民俗学が認知症と出会う(とことんつきあい、とことん記録する;散りばめられた言葉を紡ぐ;同じ問いの繰り返し;幻覚と昔話)
第4章 語りの森へ(「回想法ではない」と言わなければいけない訳;人生のターミナルケアとしての聞き書き;生きた証を継承する―『想い出の記』;喪失の語り―そして私も語りの樹海に飲み込まれていく)
終章 「驚けない」現実と「驚き続ける」ことの意味(驚き続けること;驚きは利用者と対等に向き合うための始まりだ)
出版社内容情報
『神、人を喰う』でサントリー学芸賞を受賞した気鋭の民俗学者は、あるとき大学をやめ、老人ホームで働きはじめる。そこで流しのバイオリン弾き、蚕の鑑別嬢、山中を渡り歩く電線作業員、郵便局の電話交換手ら、「忘れられた日本人」たちの語りに身を委ねていると、やがて目の前に新しい世界が開けてきた……。「事実を聞く」という行為がなぜ人を力づけるのか。聞き書きの圧倒的な可能性を活写し、高齢者ケアを革新する話題の書。
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