「農業を株式会社化する」という無理―これからの農業論

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259547646
  • NDC分類 610.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

内田樹氏、藤山浩氏、宇根豊氏、平川克美氏が、
農業や農村の価値と将来を思い思いにつづった一冊。
資本主義経済が行き詰まりを見せるいまこそ、一読の価値あり!
巻末には、養老孟司氏と内田氏による特別対談も掲載。


●「農業を株式会社化する」という無理:内田 樹
 農業は「弱い」もの/食料危機は起こり得る/多様な食文化というリスクヘッジ/多様性を求める人は常に少数派 ほか

●年に1%ずつで田園回帰はできる:藤山 浩
 「市町村消滅論」への違和感/人口1%取り戻しビジョン/3世代をバランスよく増やす/所得も1%ずつ取り戻す ほか

●農本主義が再発見されたワケ:宇根 豊
 百姓仕事の不思議さ/「百姓」という呼称/農本主義のイメージ/なぜ資本主義に合わないのか ほか

●贈与のモラルは再び根づくか:平川克美
 グローバリズムとインターナショナリズム/アダム・スミスは、グローバリズトというよりはヒューマニストだった ほか

●巻末対談「若者はなぜ農村へ向かうのか」
 養老孟司 × 内田 樹


内田 樹[ウチダタツル]
著・文・その他

藤山 浩[フジヤマヒロシ]
著・文・その他

宇根 豊[ウネユタカ]
著・文・その他

平川克美[ヒラカワカツミ]
著・文・その他

養老孟司[ヨウロウタケシ]
著・文・その他

内容説明

「この道しかない」から一度降りて、「もう一つの道」を考えてみよう。「競争社会」「経済成長」「グローバル化」に限界が来た時代に。「若者はなぜ農村へ向かうのか」―養老孟司×内田樹、特別対談収録。

目次

「農業を株式会社化する」という無理(農業は「弱い」もの;食料危機は起こり得る ほか)
年に1%ずつで田園回帰はできる(「市町村消滅論」への違和感;人口1%取り戻しビジョン ほか)
農本主義が再発見されたワケ(百姓仕事の不思議さ;「百姓」という呼称 ほか)
贈与のモラルは再び根づくか(グローバリズムとインターナショナリズム;アダム・スミスは、グローバリストというよりはヒューマニストだった ほか)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京都生まれ。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。京都精華大学人文学部客員教授。合気道を中心に、能楽や各種講習会開催などの活動をする「凱風館」館長。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞

藤山浩[フジヤマコウ]
1959年、島根県生まれ。持続可能な地域社会総合研究所所長。博士(マネジメント)。82年、一橋大学経済学部卒業。2008年、広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。(株)中国・地域づくりセンター、島根県中山間地域研究センター研究統括監、および島根県立大学連携大学院教授などを経て、現職

宇根豊[ウネユタカ]
1950年、長崎県生まれ。百姓、思想家、農学博士。農と自然の研究所代表。73年から福岡県農業改良普及員として活動し、89年より就農、2000年に福岡県庁を退職後、NPO法人「農と自然の研究所」を設立

平川克美[ヒラカワカツミ]
1950年、東京都生まれ。隣町珈琲店主。立教大学客員教授。文筆家。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。99年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

39
今のこの国の危うさがわかる。自分自身は一次産業こそ、この国だけでなく、世界の基本にあるべきだと思っている。人は、食べないと生きていけない。この基本的なことが、この国では忘れされている。単に、食物の生産ということに限らず、多様な視点でものを考えることが必須。数字で表せない・表しにくいことを、どう考えるかで、全く逆のことになってしまう。内田先生、平川先生の本は何冊か読んでいるので、納得感がある。他の方についても、勉強していきたい。次の代につなぐことが最低のことだ。2019/01/27

Twakiz

39
お正月から読みごたえがあった.自分は自然と触れ合うことも少なく農作業に従事することもない生活をしているがこの論者の方々の主張は腑に落ちる.農業は「儲けるため」にしているのでもなくその実「作物をつくる」ためですらない何か特別な力がありそうだ.「人間は天地と別々に存在しているのではない」こと.内田先生平川先生の主張は他のところでも拝読したことのあるもの.藤山先生の「人口も所得も1%回帰の循環経済」の話と宇根先生の「農本主義」の話とてもよかった.家庭菜園を株式会社でやりましょうという話ではありません!おススメ.2019/01/06

まさ

27
農業について複数の視点から考えるよい機会となった。資本主義が生まれる以前から存在する日本の農業。利益を求める農業として捉えるのではなく、自分たちが食べて生きていくために欠かせないものとして見直さなければならないのだろう。自然の恵みを享受する第一次産業が、持続可能な社会を形成する根幹となると改めて思った。2019/09/28

14
農業は資本主義とは相容れない関係である。そもそも経済成長を追い求めていくことへの疑問を読んでいて感じた。作業の機械化で人間を幸福にするのは限界が来ているのでは。AIが仕事を奪う。株式会社というやり方では5年でつぶれる。農業は絶対になくなってはいけない生命線であり、生産性を向上することに何の意味もない。もはや農産物を市場に出すこと自体も不思議に思えた。持続可能な社会≠経済成長。アダム・スミスですらいずれ定常経済になる、ということを国富論に書いているらしいので、気になった。2021/01/05

Bun-ichi Kawamoto

14
書店でふと手にとって冒頭の養老孟司さんとの対談が面白く中身も読んでみました。2018/08/18

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