感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン2号
4
医療マンガとの紹介だったが、表紙を見てもそうは思えない。お色気? というわけでもなく、実際はハードボイルドで、単にその主人公=朝霞勇希が医師であるという設定で医療マンガに含まれているようだ。彼女の憧れの大学教授は、社会の病巣を取り除くに手段を選ばないが、勇希はそれを別の方法で試みる。彼女を助けるのは幼馴染の刑事=チョロ。ジェットコースター並みの展開に、ギャグと少しのお色気を混ぜて、一気に読ませるのは『シティーハンター』と相通じるのかどうかはワタシには不明。ちょっと、大風呂敷を広げすぎた感もある。2021/07/22
Chain
0
1994年43号から1995年9号まで連載さてたが、れわずか16話で打ち切られ、北条の連載作の中で最も短い作品となっている。後に北条は本作の失敗原因として、自分の好きなように描いた前作『こもれ陽の下で…』とは反対に担当の意向に出来るだけ添うように描く中、なぁなぁになってしまったこと、そして主人公のキャラクター付けに失敗したことを懐述している。2022/11/06