出版社内容情報
モルガンスタンレー元チーフアナリストと朝日新聞の名物記者による異色対談。「資本主義」の謎と「非・成長社会」の本質に迫る。
『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』で知られるエコノミスト・水野和夫。歴史的文脈から読み解いた経済論は「水野史観」と呼ばれ、多くの読者に支持されている。市場とは何か、貨幣とは何か、労働とは何か。そして、人類が作り出した「資本主義」とはいったい何か? 根源的な疑問をテーマに語り合う異色の対談。聞き手となるのは朝日新聞の名物記者・近藤康太郎。絶妙な掛け合いで、水野理論をわかりやすく展開する。
【著者紹介】
1953年、愛知県生まれ。日本大学国際関係学部教授。77年、早稲田大学政治経済学部卒業。80年、同大学大学院経済学研究科修士課程修了後、八千代証券(国際証券、三菱証券を経て現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)に入社。三菱UFJ証券チーフエコノミストを経て、2010年退社。同年、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)。11年、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)。12年、退官。『人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか』『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(以上、日本経済新聞出版社)『世界経済の大潮流』(太田出版)『資本主義という謎』(共著・NHK出版新書)『アベノミクスは何をもたらすか』(共著・岩波書店)など著書多数。
内容説明
規制緩和、成長戦略、五輪招致。「かりそめの景況感」に世間は踊る―。日本大学国際関係学部教授と朝日新聞記者が語り合う。人類が作り出した謎多き「資本主義」に正面から思考する知的問答。
目次
第1部(「株式」とはなんですか?;なぜわたしたちは税金を払うのか―国家と財政;強欲の国、アメリカ―王様は裸か?;ヨーロッパと混沌―ユーロは終わったのか?;陸の帝国・中国―21世紀の王様か?)
第2部(成長なき社会と日本―アベノミクスの正体;会社は誰のものなのか―世界で仕事が消えていく;資本主義は終わるのか―長い16世紀と現代;「成長」は神様です、か?;水野和夫さん、気は確かですか?)
著者等紹介
水野和夫[ミズノカズオ]
1953年、愛知県生まれ。日本大学国際関係学部教授。77年、早稲田大学政治経済学部卒業。80年、同大学大学院経済学研究科修士課程修了後、八千代証券(国際証券、三菱証券を経て現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)に入社。三菱UFJ証券チーフエコノミストを経て、2010年退社。同年、内閣府大臣官房審議官(経済財政分析担当)。11年、内閣官房内閣審議官(国家戦略室)。12年、退官
近藤康太郎[コンドウコウタロウ]
1963年、東京・渋谷生まれ。朝日新聞文化部記者。87年、慶應義塾大学文学部卒業後、朝日新聞社に入社。川崎支局、AERA編集部、外報部、ニューヨーク特派員などを経て現職。音楽や文化、美術などを中心に、カルチャーシーンのみならず、社会事象を幅広く取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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