サブカル・スーパースター鬱伝

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198634414
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

昭和平成世紀末、ゼロ年代にIT世代、戦後団塊高度成長、バブル崩壊経済低迷、日本中のあれこれが変革するなか、若者文化の一翼をになったサブカルチャー。しかしそんなサブカルものも不惑を境になぜか心の落とし穴にハマるという…はたしてそれは真実か、ならばその実体は?現在各方面で八面六臂の活躍を繰り広げる吉田豪が11人の当事者たちに迫る。

目次

リリー・フランキー―鬱は大人のたしなみですよ
大槻ケンヂ―鬱になるのはボーカル系が多いのよ
川勝正幸―キャリアが一段落すると悩みに入る
杉作J太郎―僕を自殺に追い込もうとしてる?
菊地成孔―自分が当事者になったときには…
みうらじゅん―絶倫だけが生き残るんですよ
ECD―優しくされるのが一番ウザかった
松尾スズキ―一回底をつくのかもしれない
枡野浩一―責められるっていうところが嫌
唐沢俊一―そんな毎日は命縮めますしね
香山リカ―去勢不安みたいなものが根っこにあるのかな

著者等紹介

吉田豪[ヨシダゴウ]
1970年東京生。プロインタビュアーにしてプロ書評家。専門高校卒業後、編集プロダクションを経て、今はなき『紙のプロレス』に参加。そこでのインタビューのまとめ記事などが評判となり、多方面で執筆を始める。タレント本収集家としても有名で、インタビューの折には資料を駆使した徹底的な事前取材のもと行われる。現在は雑誌・新聞などの活字媒体に限らず、テレビ・ラジオ・ネットから各種イベントまで多彩な活躍を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

55
クイックジャパンでの『サブカルは40代を越えると鬱になる』のテーマに沿った対談集。サブカルという分野の特殊事情や人生での初老期への変化など。内容については人によってずいぶん差がある。唐沢俊一はさすがと思えた。有名な人たちばかりであるが、特に杉作には爆笑。『ガンダムSEED』の登場人物の物真似をすることで生きる希望が湧いてきたという。だからといって、街中で歩きながら大声で物真似の練習をするのはどうかと…… それほど切羽詰まっていたのだろうが。 2016/09/01

kokada_jnet

27
40代にして、鬱気味で会社休んでいる自分としては。非常に身につまされる内容。枡野さんの病みっぷりがいいなあ。ところで、QJ連載分が、どうして徳間書店から出たのかと思っていたら。徳間のSF編集者の大野さんが編集担当なのね。その流れで、装丁は岩郷重力が担当。2012/07/27

林 一歩

25
メインとサブの境界線がほぼ消滅してしまった現在において、サブカルとはなんぞやと娘に問われ答えられない私がいる。答える意味もないんだけどね。 中年鬱について、彼是考えさせられました。登場する面々が、ある意味特殊なので、危機感薄まってますが、私も含め人生半分生きちゃった人たちは、如何に生きるかだけでなく、如何に死ぬのかを緩やかに考えなくてはならんなと思った次第。心身の健康を保つのって思った以上に大変っすから。2016/06/11

アコ

21
「サブカル男子は40歳を超えると鬱になる」10名へのインタビュー集。枡野浩一&ECD目当て。このメンバーが深刻に語るわけがないのはいいとして、なんだか馴れ合いっぽい。各々のエッセイを読むほうが満足度は高そう。数多くの固有名詞の脚注説明は楽しい。「糸井重里の生き方が島耕作的」という香山リカの発言には納得。たくましいもんなぁ。川勝さんが亡くなってもう7年も経つことに驚く。このかたの知識量はやはりすごい。2019/07/22

更夜

20
若い時には感じなかった気力、体力の低下、サブカルチャーの担い手となる人は40歳を境に鬱になる傾向がある、というデータを元にした吉田豪さんのインタビュー集。他の本のようなインタビューされる人が驚いてしまうような資料を揃えてというより、じっくり話を聞いているという感じがします。繊細で自意識過剰な人が集まっています。みうらじゅん、リリー・フランキー、松尾スズキなどテレビなどで活躍している人ですら大変な時期があった事を告白しています。それを否定せずひたすら聞き手に回る吉田豪さんの体力気力は凄いものがあります。2015/12/05

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