文春文庫<br> 名画の謎 陰謀の歴史篇

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文春文庫
名画の謎 陰謀の歴史篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167910402
  • NDC分類 723
  • Cコード C0195

出版社内容情報

フェルメール、ゴヤ、グレコなどが描いた絵画から読み解く時代の息吹と人々の思惑。『怖い絵』シリーズも人気の著者の絵画エッセイ。『怖い絵』シリーズ著者の絵画エッセイ



2017年に兵庫と東京で開かれ、記録的な来場者数となった

「怖い絵展」。その特別監修者を務めた中野京子さんの

『怖い絵』シリーズに並ぶ人気作が『名画の謎』シリーズです。



シリーズ3作目となる「陰謀の歴史篇」では、

フェルメール、ラファエロ、ゴヤ、ブリューゲルといった

時代を代表する画家たちが残した名画の数々を読み解きます。



そこには、権力へと強欲な手を伸ばし、運命に翻弄され、

恋に身を焦がす人々の営みがときに鮮やかに、

ときに冷酷に描かれています。



中野節は、今作でも健在。

画家を魅力し、世間を騒がせた人間たちのドラマに迫ります。



文庫版の解説は、宮部みゆきさん。

中野さんの著作の大ファンだという宮部さんが、

熱い思いを綴ってくださいました。



絵の中で語られている物語を知れば、

絵画鑑賞は何倍も楽しくなる。

そして、

絵を見れば、歴史はもっともっと面白くなる!

中野 京子[ナカノ キョウコ]
著・文・その他

内容説明

フェルメール、ラファエロ、ゴヤ、ブリューゲル…。時代を代表する画家たちが残した名画の数々。そこには、権力へと強欲な手を伸ばし、運命に翻弄され、恋に身を焦がす人間の営みが描かれている。美しい絵に秘められたドラマを読み解く人気シリーズ第3弾。絵を見れば、歴史はもっともっと面白くなる!

目次

消えた少年たち―ドラローシュ『ロンドン塔の王子たち』
産業革命とパラソル―スーラ『グランド・ジャット島の日曜日の午後』
甲冑のダンディズム―ティツィアーノ『カール五世騎馬像』
メディチ家出身のローマ教皇―ラファエロ『レオ十世と二人の枢機卿』
トロイア戦争の悲劇―グレコ『ラオコーン』
イタリア逃避行のゲーテ―ティッシュバイン『カンパーニャのゲーテ』
私的通信―フェルメール『恋文』
大自然の脅威―ターナー『吹雪、アルプスを越えるハンニバルとその軍勢』
価値の転換―デューラー『メレンコリア1』
異端審問所の妖怪たち―ゴヤ『異端審問の法廷』〔ほか〕

著者等紹介

中野京子[ナカノキョウコ]
北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。2017年開催「怖い絵展」特別監修者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイランド

87
お馴染み中野節による名画解説。この本には死の匂いが漂う絵が多く掲載されている。表紙の幼い兄弟は、実の叔父の陰謀により暗い塔に幽閉され、やがて来る暗殺者の影におびえ、美しい顔に絶望の影を帯びている。だが果たして叔父リチャード三世は、幽閉した真犯人だったのか。筆者は疑問を投げかける。「絵を見れば歴史はもっともっと面白くなる」西洋史は筆者の専門ジャンルなのだった。絵画が歴史への興味を誘うのか、歴史が絵画鑑賞の眼をより深く見せるのか。中高時代に中野氏の著書を読んでいれば、もう少し世界史に興味を持てたのだろうか。2019/09/08

るぴん

46
やはり中野京子さんの絵画解説はとても面白くて、興味をそそられる。スーラの作品は点描にばかり圧倒されて、傘や連れている猿の意味を知らなかった。オランダ人は「眼の人」で、ドイツ人は「耳の人」というのも納得。1番興味深く読んだのは、表紙にもなっているドラローシュの「ロンドン塔の王子たち」。兄王子の虚ろな眼差し、弟王子の怯えた瞳、吠える犬、ドアの向こうにいる侵入者。1枚の絵に込められた物語性が凄い。これを読んで『時の娘』がまた読みたくなったので、再読しよう。2018/03/14

トムトム

45
歴史を知らないので、史実の部分が大変面白い!当時の人たちの考え方や風俗などを絵画で視覚化できて、2度おいしい本です。2020/10/08

青蓮

42
フェルメール、ラファエロ、ゴヤ、ブリューゲル…。時代を代表する画家たちが残した名画の数々。その絵画をもとに、画家達の意図やその時代の歴史を紐解いていく、絵画エッセイシリーズ第3弾。中野節が冴え渡っています。美術史と世界史へのハードルを低く感じられ、読んでて楽しいですね。大好きなシリーズの一つです。まだ観たことのない名画を観に行きたくなります。2018/05/04

たまきら

36
この人のシリーズでいいなあ、と思うのは、意外と現在は評価が薄いけれど、当時は大変評価された「名画」が取り上げられているところでしょうか。その時代に精通しているから、そして様々なシンボリズムに気づくことができるから、にやりとできる世界がある。そしてぞっとすることがある。細やかで、わかりやすい説明も素敵。高校生の頃ぼんやりと前を通り過ぎていたなあ、この絵…なんて思い出しつつ。2019/12/26

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