出版社内容情報
フェルメール、ゴヤ、グレコなどが描いた絵画から読み解く時代の息吹と人々の思惑。『怖い絵』シリーズも人気の著者の絵画エッセイ。『怖い絵』シリーズ著者の絵画エッセイ
2017年に兵庫と東京で開かれ、記録的な来場者数となった
「怖い絵展」。その特別監修者を務めた中野京子さんの
『怖い絵』シリーズに並ぶ人気作が『名画の謎』シリーズです。
シリーズ3作目となる「陰謀の歴史篇」では、
フェルメール、ラファエロ、ゴヤ、ブリューゲルといった
時代を代表する画家たちが残した名画の数々を読み解きます。
そこには、権力へと強欲な手を伸ばし、運命に翻弄され、
恋に身を焦がす人々の営みがときに鮮やかに、
ときに冷酷に描かれています。
中野節は、今作でも健在。
画家を魅力し、世間を騒がせた人間たちのドラマに迫ります。
文庫版の解説は、宮部みゆきさん。
中野さんの著作の大ファンだという宮部さんが、
熱い思いを綴ってくださいました。
絵の中で語られている物語を知れば、
絵画鑑賞は何倍も楽しくなる。
そして、
絵を見れば、歴史はもっともっと面白くなる!
中野 京子[ナカノ キョウコ]
著・文・その他
内容説明
フェルメール、ラファエロ、ゴヤ、ブリューゲル…。時代を代表する画家たちが残した名画の数々。そこには、権力へと強欲な手を伸ばし、運命に翻弄され、恋に身を焦がす人間の営みが描かれている。美しい絵に秘められたドラマを読み解く人気シリーズ第3弾。絵を見れば、歴史はもっともっと面白くなる!
目次
消えた少年たち―ドラローシュ『ロンドン塔の王子たち』
産業革命とパラソル―スーラ『グランド・ジャット島の日曜日の午後』
甲冑のダンディズム―ティツィアーノ『カール五世騎馬像』
メディチ家出身のローマ教皇―ラファエロ『レオ十世と二人の枢機卿』
トロイア戦争の悲劇―グレコ『ラオコーン』
イタリア逃避行のゲーテ―ティッシュバイン『カンパーニャのゲーテ』
私的通信―フェルメール『恋文』
大自然の脅威―ターナー『吹雪、アルプスを越えるハンニバルとその軍勢』
価値の転換―デューラー『メレンコリア1』
異端審問所の妖怪たち―ゴヤ『異端審問の法廷』〔ほか〕
著者等紹介
中野京子[ナカノキョウコ]
北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。2017年開催「怖い絵展」特別監修者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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