文春文庫<br> 鬼平犯科帳 決定版〈23〉特別長篇 炎の色

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文春文庫
鬼平犯科帳 決定版〈23〉特別長篇 炎の色

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167909659
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

2017年、本格時代劇アニメ「鬼平 ONIHEI」登場。

本格時代劇というアニメの新ジャンルを拓き、海外(おもに北米・ブラジル・フランス)での評価も高まっている。



原作はもちろん、池波正太郎の「鬼平犯科帳シリーズ」である。



人気絶大のシリーズ全24巻を、さらに大きな文字とふりがなを増やした【決定版】で順次刊行中。



第23巻は、平蔵の身辺に大きな変化あり。

謹厳実直で温厚な人格者であった平蔵の亡父・宣雄の隠し子が出現。平蔵は、腹違いの妹・お園を妙に気に入り、お園のためにひと肌脱ぐ(「隠し子」)。

そして特別長篇「炎の色」では、二代目の首領を継いだ女盗賊・お夏に気に入られた密偵おまさと、平蔵の役宅で働くようになったお園、平蔵の配下の女性二人の活躍がめざましく、ときに妖しい。

お園の出現に、新たなる物語の始まりの予感。

内容説明

謹厳実直な亡父・長谷川宣雄の隠し子出現に、平蔵は苦笑い(「隠し子」)。夜鴉がしきりに鳴いた翌日、おまさは旧知の盗賊・峰山の初蔵に声をかけられる。「新しい荒神のお頭を手伝ってもらいたい。二代目は女だ。先代の隠し子さ」。先代の助太郎親分を思い、おまさの心が騒ぐ(「炎の色」)。二人の隠し子登場で、新たなる物語が始まる。

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12(1923)年、東京に生れる。昭和30(1955)年、東京都職員を退職し、作家活動に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、35年、第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。52年、第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。63年、第36回菊池寛賞受賞。平成2(1990)年5月3日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
この巻では、1つの短編と長編が収められています。短編では平蔵の腹違いの妹がいることがわかり、それを隠したまま鬼平が引き取ることになります。長編では密偵のおまさが女盗賊の頭に気に入られという話で、最終的にはその盗賊一味を捕まえるものの頭は逃げてしまい今後に続くということなのでしょう(池波さんが24巻以降も書き継いでてくれればということなのですが)。最後に義理の妹と小柳という同心が一緒になるような‥‥。2023/09/06

優希

48
鬼平に2人の隠し子がいたことで新たな物語が幕を開けたようでした。未完なので次へと続くということでしょうか。2023/03/17

金吾

29
○新たに義理の妹が出てきます。素性を知らせぬまますんなりと鬼平と溶け込んでいったのはやはり鬼平の気配りが尋常ではないからなのかなと思います。おまさも大活躍の巻でした。2024/02/16

さく

14
お園が役宅で奥まわりの手伝いに。そして小柳安五郎と夫婦になった。今や平蔵の大切な部下と妹。お園は父の血をひき、様々な役回りも堂々とこなす力がある。辰蔵も武士として力をつけてきた。左嶋、忠吾、五郎蔵らも心強い。おまさが活躍した炎の色。お夏が復讐にくる日はいつか。いよいよ、次が最終巻。楽しみだなぁ。2021/01/25

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

12
2017年11月10日 初版。。。平蔵の異母兄弟が行き成り出てくる特別長編であった。平蔵が親父殿もすみに置けないのであった。しかしこの異母妹が長年働いてきた同心よりはるかに活躍する。2019/07/11

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