文春文庫<br> 横道世之介

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文春文庫
横道世之介

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167665050
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

進学のため上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる青春小説の金字塔。

内容説明

大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い…。誰の人生にも温かな光を灯す、青春小説の金字塔。第7回本屋大賞第3位に選ばれた、柴田錬三郎賞受賞作。

著者等紹介

吉田修一[ヨシダシュウイチ]
1968年生まれ。高校まで長崎で過ごし上京。法政大学経営学部卒業。97年、「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞。同作が芥川賞候補作となる。2002年、『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞、2007年、『悪人』で第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞、2010年、『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hit4papa

518
長崎から上京し、大学生活を送る横道世之介の一年間を描いた青春小説です。チャランポランで、真直ぐで、間が抜けていて、図々しくて、憎めない、世之介は、愛されるとはいかないまでも、いつまでたっても懐かしい存在。本作品は、平々凡々で、大きな事件など起こりはしないけれど、忘れられない物語となっています。世之介と彼をを取り巻く人々のその二十年後が、所々で挿入されるという構成のなせるワザでしょうか。珍しく明るくポップな語り口ですが、そこは吉田修一さんだけに、きっちりホロ苦さは残してあるのです。ラストはぐっときました。2016/12/05

エドワード

518
三月になると「また四月が来るんだなあ」と思う。四月、春。新しいことが始まる季節。これは、横道世之介という青年が大学に入学し、東京で暮らした一年間を描いた物語である。1981年に東京の大学に入学した私には、彼が他人とは思えない。この一年間は人生で最も濃い一年間だ。467ページもあるのだ。アパートの隣人が「こんな子が東京で一人でやっていけるのか」と思う、隙だらけで、友人たちの心に残る世之介。この物語は本当に面白すぎる。懐かしすぎる。だけど泣けてくる。ここにあるのはリアルな80年代の青春。等身大の私の青春。2013/12/11

酔拳

501
 長崎出身の世之介の大学入学から、小説は始まる。大学時代の話はとてもおもしろく読める。周囲の友達や先輩もおもしろい。この頃のの大学生活はとても、楽しかったんだろうな。と思わせられる。 また、中年ぐらいになった、友達が回想する文章が織り交ぜられ、また、その文章がグッとくる。とてもいい構成だなと思った。 世之介ともし、大学時代あっていたら、友達になっていたんじゃないか?と思ってしまいました。 2016/09/13

ミカママ

473
実は「青春小説」という分野が好きじゃなかったです。学生時代は逆に背伸びした作品ばかり読んでたし。でもこれは!!冒頭から一気に持っていかれました。世之介は、おそらくは吉田さんの等身大なんでしょうね。というか、あの時代18歳で親元離れて東京で一人暮らしを始めた、すべての私たちへのオマージュだと思います。そして去年の秋、逆に息子を送り出した私には、ラストの世之介母の手紙、涙無くしては読めませんでした。それにしても吉田さん、こんなに軽快で楽しい(ただしもちろんそれだけではない)作品も書けるとは!(映画鑑賞済み)2015/02/17

seacalf

375
野放図な世之介の言動を楽しむ小説。時代を反映させる地名やアイテムは、バブル期を知らない読者からすると閉口ものではあるけれど、その時代を知っている人は味わいもひとしおなんだろうな。ともあれ、世之介のような生ぬるい大学生活は、自分にも多少なりとも覚えがあるので懐かしい。斜に構えず、世之介にほっこりさせられながらまったりページをめくって楽しむのが正解だと思う。高良くん主演の映画も観たいなあ。彼の満面の笑顔が思い浮かんで、それだけでほっこりしちゃう。2016/08/21

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