文春新書<br> 何のために働くのか―自分を創る生き方

電子版価格
¥817
  • 電書あり

文春新書
何のために働くのか―自分を創る生き方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166609215
  • NDC分類 366
  • Cコード C0295

出版社内容情報

どうすれば、やりがいのある仕事に出会えるのか? 商社マンとして世界を見る眼を鍛えてきた著者が「働くこと」の極意を伝授する。

やりがいのある仕事に出会えない。そもそも働くことの意義を見いだせない。仕事をめぐる悩みを抱える人はますます増えている。これから就職する学生も今、働いている社会人も働く目的についての羅針盤を失っている。
そこで、長年、商社マンとして世界で活躍してきた寺島実郎さんがグローバル時代のなかで役に立つ「働く」ことをめぐる新しい羅針盤を悩める学生、社会人に向けて語る。
寺島さんが自らの体験から重要視するのは、「ツトメ」と「カセギ」を両立させること。「ツトメ」とは社会的な貢献を果しながら、自分のやりがいも得られる仕事。「カセギ」とは経済的な自立をかちとるためにする仕事。
この二つを両立することが、今や非常に難しくなっている。
どうすれば、両立できるのか。その問題を寺島さんが自分の体験を振り返ることで、読者とともに考えていく。まず、「自分探し」などせずに、まず社会に向け、自分を開き、何かしらの仕事に自分を埋没させてみよう。その体験を通して、「自分」が見えてくるはずだ。
正しい時代認識なくしては、「人生のマネージメントはおぼつかない」。
IT革命の意味、シェールガス革命から始まる新しいエネルギー地図、第6次産業としての農業の可能性、技術力を高めずして日本は生き残れない、アジアが世界の中心になる
、など、これからの世界の見方も伝授する。

内容説明

サービス業の増加、分業化・効率化、グローバル化、IT革命の果てに、私たちは「自分が納得のいく仕事」を見つけにくい時代に生きている。では、どうすれば生き生きと働くことができるのか?世界を舞台にビジネスの最前線で活躍してきた論客が渾身の力で、その問いに答える。

目次

第1章 働く意味を問う
第2章 創造的に働くフロントランナーに学ぶ
第3章 わが人生を振り返って
第4章 新しい産業社会への視線―時代認識への示唆
第5章 企業の見極め方
第6章 人は何のために働き、そして生きるのか

著者等紹介

寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947年、北海道生まれ。73年、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産に入社。調査部、業務部を経て、米ブルッキングス研究所に出向。その後、米国三井物産ワシントン事務所長、三井物産業務部総合情報室長、三井物産戦略研究所所長などを歴任。現在は日本総合研究所理事長、多摩大学学長、三井物産戦略研究所会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

23
「カセギ」と「ツトメ」をしっかり考えて行動していこうと思いました。2013/07/18

だいすけ

8
Nステの解説に時々登場するので買って読んでみた。いやはや、すごい人だ。仕事人として尊敬する。創造的に働くフロントランナー、新たな時代認識の章が特に面白い。内容がある新書だと思う。2016/12/14

トラッキー

8
年を取ったのかなと思いますが、新卒採用の面接をしていて、「自分探し」や「会社は自分に何をしてくれるか」、「御社のこういうところが気に入りました」などという応募者の反応に何となく違和感を感じていましたが、この本を読んで、寺島さんも同じこと感じてたんだと納得。要はどんなものであれ、与えられた仕事に精一杯取り組むことでしか、自分は何をすべきか、社会にどう関わっていくべきかという問いに対する答えは得られない。その事を実体験を踏まえて語ってくれる本。自分に合った就職先の見極め方も参考になる。2013/10/15

カルマンGT

8
寺島氏は僕が尊敬する人の1人だ。長年ビジネスマンとして世界をまわり活躍してきた。世の中の動きを捉える力や問題解決に対する彼の視座はとても参考になる。この本はこれから就職をする若者に向けて書かれたものであるが、僕にも働くことの意義を再確認させてくれた。仕事を通して「余人をもって変え難いと認められる存在」「新しいものを創造し、組織や社会に貢献する」「人生の芸術家となるという姿勢の大切さ」等々。これまでに読んだ様々な本には表現の違いはあるにせよ訴えかける共通なものが多くあることに気づく。やはり転勤願を出そう。2013/09/09

ceskepivo

7
機械化や分業が進んだおかげで、私たちは額に汗するような苦役のような労働から解放された。だが皮肉なことに、単純化され、平準化された単調な仕事の中で、創造する喜びや成長の感動からは遠ざかってしまった。2015/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6890613
  • ご注意事項