乗客ナンバー23の消失

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163908182
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

次々に乗客が消える客船に妻子失踪の謎を解くべく乗船した捜査官が直面する謎また謎。一件落着と思わせて連続ドンデン返しが炸裂! 一件落着――そう思ってからが本番です。



ニューヨークまで逃げ場なし。豪華客船に渦巻く謎また謎。

amazon(ドイツ)でレビュー数1,400超、評価平均4.2。

ドイツ・ミステリーの最終兵器セバスチャン・フィツェックの代表作登場。



事件解決のためなら手段を選ばぬ囮捜査官マルティンのもとに、5年前に豪華客船「海のサルタン号」船上から忽然と姿を消した妻子にまつわる秘密を明かすという連絡が届いた。相手がマルティンを呼びだしたのは、因縁の客船。そこでは2か月に船から姿を消した少女が忽然として出現。さらなる事件が次々に起きていた。



ニューヨークへ向かう客船の中で走り出す複数のプロット――。船の奥底に監禁された女と、彼女を詰問する謎の人物。娘の忌まわしい秘密を知って恐慌を来たす女性客。何者かとともに不穏な計画を進める娘。船室のメイドを拷問する船員と、それを目撃した泥棒。船の売却を進める船主と、船の買い手である中米の男も乗船しており、マルティンを呼びだした富豪の老女は「この船には恐ろしい秘密が隠されているのよ……」とささやく。



この客船の中で何が起きているのか? からみあう嘘と裏切りと策謀――真相はめくらましの向こうにある! そしてあなたが「一件落着?」と思ってから、ドイツ・ミステリー界最大のベストセラー作家が腕によりをかけて仕掛けた意外な真相のつるべ打ちが開始される!

セバスチャン・フィツェック[セバスチャン フィツェック]
著・文・その他

酒寄 進一[サカヨリ シンイチ]
翻訳

内容説明

乗客の失踪が相次ぐ大西洋横断客船“海のスルタン”号。消えた妻子の行方を追うべく乗船した敏腕捜査官の前に現れる謎、謎、謎。錯綜する謎を解かないかぎり、ニューヨーク到着まで逃げ場はない。無数の謎をちりばめて、ドイツ屈指のベストセラー作家が驀進させる閉鎖空間サスペンス。

著者等紹介

フィツェック,セバスチャン[フィツェック,セバスチャン] [Fitzek,Sebastian]
1971年、ドイツ、ベルリン生まれ。テレビ・ラジオ局勤務のかたわら、2006年に『治療島』で作家デビュー。同作はベストセラーとなり、ドイツのミステリー賞フリードリッヒ・グラウザー賞の最優秀新人賞候補作となる。以降も精力的に作品を発表、サイコ・スリラーに大胆なサプライズを仕込む作風でベストセラー作家としての地位を確立する

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年、茨城県生まれ。上智大学ドイツ文学専攻博士課程満期退学。ドイツ文学翻訳家、和光大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

276
今年の海外ミステリランキングの上位のため、図書館に予約して読みました。セバスチャン・フィツェック、初読です。大型の豪華客船は、大規模ホテルもしくは小さな街のような物だから、犯罪や謎が秘められていても不思議ではないんでしょうね。しかし自殺するために豪華客船に乗り込む人がいるとは思いませんでした。何時か豪華客船クルーズの旅を楽しんでみたいなあ。2018/12/25

遥かなる想い

250
2019年このミス海外第7位。 船上という密室空間を舞台にした ドイツのミステリーである。 クルーズ業界で 頻発する失踪… 船の上で いったい何が行われているのか? 暴きだされた真実は グロく、苦い。 最後のどんでん返しも 付け足しのような、 そんな読後感だった。2019/01/05

紅はこべ

197
プロローグとエピローグ、なくても成立しそうな気がする。この作者の描く犯罪は本当に読んでいて身に痛みを感じる。船の構造がよくわからず、図解が欲しかったな。怖い女が老いも若きも続々。2018/09/27

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

183
憧れや華やかなイメージで語られる豪華客船クルーズ。そこを舞台にした不審な行方不明者の数々。果たして自殺なのか、それとも? まるで緻密に練り上げられた映画のような読み心地。最初から最後まで続きが気になって息もつけない!続きが気になり過ぎて読み飛ばして結果を見たくなる手を必死で留めます。 確かにエピローグは蛇足感が否めないし、心理描写はもう少し掘り下げてもいいかな、て気も。でもでも、それを差し引いてもかなーり良質なミステリ。賛否両論あるみたいだけど、私は好きです。マルティンかっこいい♡面白かったー♪2019/02/06

nuit@積読消化中

170
ほどよくエンタメ感も有りで面白く読ませていただきました。しかし、豪華客船での旅への憧れはますます薄れていく…海に落ちて死ぬなんて絶対に怖いなぁ。しかし、意外な事実に吐き気がする…まさかお母さんが…!?ネタバレになるので書きませんが、真相を知った主人公マルティンもそりゃビックリだろう。この作家さん初読みでしたが、他の作品も前から気になってたので、是非この機会に読みたいと思います。2018/12/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12659661
  • ご注意事項