千夜(ちよ)と一夜(ひとよ)の物語

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千夜(ちよ)と一夜(ひとよ)の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163907215
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「僕僕先生」シリーズで人気の著者が妖しさ全開で贈る、現代版アラビアン・ナイト。



誰もを魅惑する声を持つが、それ以外は特にとりえもない平凡なOLの千夜は帰宅途中に「魔王」を名乗る男にさらわれる。「面白い話をすれば殺さないでやる」という要求に応えて、姉の一夜がかつて作った「おとぎ話」を語る千夜に、魔王は悪意に満ちた「真相」を次々と暴いてみせる。私が語っているのはただのお話? それとも封印された記憶なの? 千夜の物語が進むほどに増える死者、失踪していた父の帰還、一夜が隠し持っていたあやしいノート……。声ひとつを武器に魔王と対決する千夜は、歪んでゆく現実を止められるのか!?



千夜が語り終え、魔王が正体を現す時、世界が反転する衝撃が訪れる!

内容説明

帰宅途中に“魔王”を名乗る男に襲われた千夜が助かる手段はただひとつ。「面白い話をすれば殺さないでやる」元声優の意地にかけて語り始めたのは、姉・一夜がかつて作ったおとぎ話。だが“お話”は思いもよらぬ悪意を帯びて暴走し、姉妹の過去を甦らせる。アラビアン・ナイト×モダン・ホラー!

著者等紹介

仁木英之[ニキヒデユキ]
1973年、大阪府生まれ。信州大学人文学部卒業。2006年『夕陽の梨―五代英雄伝』(学習研究社)で第12回歴史群像大賞最優秀賞、『僕僕先生』(新潮文庫)で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。歴史・時代小説、ファンタジー、青春小説、ミステリーなど多岐にわたるジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

44
物語を要求する魔王と邂逅した千夜。夢の様な不思議な出来事の筈が、現実でも実際に殺人が行われていく。物語と現実がリンクしていく中で、千夜の日常にも違和感が発生していくダークホーラー的な展開の作品。ただし、物語自体が短い分、本当にアッサリ終わる印象。他の方も感想で触れられている様に、これまで読んできた仁木さんの他の作品と大きく作風が違う点も驚く。初読がこの作品だった場合は、他の作品も手にとって判断してほしい、と本好きの一人として願う。2017/11/11

信兵衛

27
う・・・ん、結局どういう話だったのかよく判らないんですよねぇ。判ろうとする気にもそうならないし。2017/10/19

たんぽぽ

19
グロテスクな不快さの中読み進めましたが、結局納得できないまま読了。 読後感が悪い。 仁木さん、何が言いたかったんだろう?2018/04/02

kosmos

19
声優の道を諦めた千夜は、姉と同じ会社に勤めることに。歓迎会の帰りの夜、「魔王」を名乗る何者かに襲われ、殺されない代わりに面白い話をしろと命じられる。なんだかもや~っとした雰囲気で、私にはあまり合わなかった。魔王の正体には驚いたけど、消化不良気味かな…2017/11/08

小梅さん。

12
仁木さんは好きなんですが、これは、ちょっとはまれなかった。 グロいシーンがたくさんあったわけではないのだけど、全体に漂う雰囲気が、苦手なものだった。 千夜と一夜の姉妹にも、その父親にも嫌悪感しかなかったし。 まぁ、こういうこともあるさ。次いこ、次。2017/12/13

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