Deluxe Edition

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163825908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日本文学の最先端を疾走する芥川賞作家・阿部和重の残酷にして甘美な世界にようこそ! 十二の中短篇を収録した、超豪華版作品集。

デビュー20年を迎えようとしながら、常に文学シーンの最先端を疾走する阿部和重の最新作。米軍によるビンラディン殺害、若者による団塊世代おやじ狩り、津波、原発事故……現実をアグレッシブに取り入れつつも、誰も見たことないシュールでブラックな世界が広がります。映画を超えた映像的文体は、初出時から絶賛を浴びました。もちろん、バイオレンスと血のりも満載です。エンターテインメントと純文学が融合した、驚きにみちた超豪華版(ベスト・アルバム)です。12作のタイトルすべてが、マイケル・ジャクソン、プリンスなど著名なミュージシャンの楽曲名にちなんでいるのも読みどころの一つ。

内容説明

9.11‐3.11。時代を撃ち抜く超小説集。

著者等紹介

阿部和重[アベカズシゲ]
1968年生まれ。山形県出身。1994年、「アメリカの夜」で第37回群像新人文学賞を受賞し、デビュー。その後、『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞をダブル受賞、『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、『ピストルズ』で第46回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けい

63
阿部和重氏特有の容赦ない負の表現と乾いた文章で綴る12編からなる短編集。一部内容が繋がっているものもあり、連作の形態が取られています。短編の場合には気持ちの区切りがつくせいか、神町シリーズの長編と比較して精神的には楽に読む事ができました。読んでる最中は気分が晴れないけど、読み終えて本を閉じると、面白かったと思ってしまうのが阿部作品共通の感想です。2014/05/17

ミカウバー

51
12篇からなる短編集。それぞれのタイトルが、ローリング・ストーンズやU2などのPops&Rockの曲名が付けられている。色んな角度から著者を読み取れるバラエティー豊かな本作ではあるが、やはり読み手を選ぶ作家ではあると思う。自分は「In a Large Room with No Light」「Life on Mars ?」が気に入ったし、「The Nutcracker」は如何にも著者らしい作品だったと思う。長編の方が著者ならではの深みが出て面白いが、こう言った短編集も悪くない。2015/03/16

たいぱぱ

21
川上未映子さんのエッセイを読み、旦那さんであるアベちゃんは、どんな本を書くんだろうと興味が湧き、手に取りました。懐かしい(本当に懐かしい!)カセットテープの表紙に、洋楽の楽曲がタイトルになってる。心踊らせながら、読みましたが・・・。可もなく不可もないブラックな短編集。以前、伊坂幸太郎さんとの共著を読みましたが、なんとなくアベちゃんのエッセンスがわかったような気がしました。今更ながら。2017/06/26

そうたそ

21
★☆☆☆☆ 良さが全くわからなかった。というより、内容を理解するに至らず。なんだろうか、元ネタがわかっていないと面白さが半減するのかな。概要を見れば面白そうな作品だったのだが、実際に読んでみるとどうにもこうにもちんぷんかんぷんだった。思えば、阿部さんの本を読むといつも分からないという感想で終わってる気がする。自分には合わないのだろうか。2013/12/16

百太

20
初読みの作家さんです。好きかも・・・。短編なのがちょっと悔しい。どの作品も中編、長編にならないかなぁと思う。2015/03/23

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