アメリカ帝国の悲劇

アメリカ帝国の悲劇

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 456p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163663302
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C0098

出版社内容情報

9・11以後、各国に軍事基地を配する世界帝国となったアメリカは民主主義の基盤を危うくする。崩壊への途を克明に描き出す驚異の書

内容説明

ブッシュ大統領は民主主義を破壊する独裁者になってしまったのか?沖縄をはじめ世界中に広がる軍事基地。その実態を綿密に描いて巨大帝国アメリカの姿をありありと浮かび上がらせる驚異のレポート。

目次

プロローグ アメリカ帝国のベールを剥ぐ
第1章 新旧の帝国主義
第2章 アメリカの軍国主義の根源
第3章 新たなるローマに向かって
第4章 アメリカ軍国主義の各組織
第5章 代理兵士と私設傭兵たち
第6章 基地の帝国
第7章 戦利品
第8章 イラク戦争
第9章 グローバル化にいったいなにが起きたのか?
第10章 アメリカ帝国の悲劇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k2jp

2
この本が扱うテーマは幅広い。古くは米国軍の成り立ち、90ヶ国以上との地位協定、世界中に700を越える在外基地、そして今も続く対テロ作戦、冷戦後も100万人を軽く越える軍関係者、責任の所在が不明な民間軍事会社(と政府との癒着)...これらは陰謀論や妄想の世界の話ではなく事実だ。だが、その経緯や意図まで理解している人に出会ったことがない。身近なところで沖縄の基地問題があるが、韓国も同じ問題を抱えていたことを知っていただろうか。フィリピンから基地を追い出した経緯等 Wikileaks 同様に「不都合な真実」満載2011/01/16

やご

1
タイトルから察せられるようにアメリカ人によるアメリカ批判の書。特に軍国主義化の傾向についての分析と警告を中心としたものです。  「9.11以降、世界は変わった」という言葉を時々目にしますが、わたしはどうも違和感を感じます。あの事件は確かに悲劇的ではありましたが、この本の引用にあるように、あれ以上に悲劇的な出来事があれ以前にもあれ以後も絶えないからです。わたしは世界はあいかわらずだと感じます。むしろ「変わりつつあるアメリカに他の諸国が引きずられていく」という感じなら、わたしも持っているのですが。2005/04/04

キミ兄

0
帝国主義を明確に定義。確かにその通り。何故アメリカが世界から嫌われるのかが分かった。☆☆☆☆☆。2012/08/11

ヒトハバレイ

0
冷戦終結後、経済帝国主義と評されることも多い合衆国が、特に9.11以降抱えている構造的、社会的な問題を、安全保障の観点からリベラル的な視点で論じた一冊。性急な論調は多少散見されるものの、米軍、ひいてはアメリカ社会が抱えている病理を、アメリカ人自身の視点から詳細に論じた点は非常に興味深い。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1632636
  • ご注意事項