ホーキング、最後に語る―多宇宙をめぐる博士のメッセージ

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ホーキング、最後に語る―多宇宙をめぐる博士のメッセージ

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  • サイズ B6判/ページ数 96p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152097880
  • NDC分類 440
  • Cコード C0042

出版社内容情報

急逝したホーキングが最後に残した論文。それは多宇宙理論の常識を覆す大胆極まりないものだった。学界を沸かせた最終論文を全訳、論文内容とその意義、そして最終論文にいたる博士の足跡をたどる、佐藤勝彦・白水徹也による本格解説も収録する追悼緊急出版。

スティーヴン・W・ホーキング[ホーキング スティーヴン ダブリュー]
著・文・その他

トマス・ハートッホ[ハートッホ トマス]
著・文・その他

佐藤 勝彦[サトウ カツヒコ]
著・文・その他

白水 徹也[シロミズ テツヤ]
著・文・その他

松井 信彦[マツイ ノブヒコ]
翻訳

白水 徹也[シロミズ テツヤ]
監修

内容説明

2018年3月に惜しくも亡くなったホーキングは、世界を驚かせる大胆な論文というかたちで、私たちに遺言を残していた。ベルギーの理論物理学者との共著で書かれたこの最終論文は、「宇宙はホログラム」「多宇宙は無限でなく有限」など、ホーキングらしい、常識と定説を覆すもの。論文の全訳に加え、そのキーポイントが語られる共著者ハートッホへのインタビューと、ホーキングと個人的につながりのあった日本の研究者、佐藤勝彦・白水徹也による本格解説を収録。論文の意義とそこにいたる博士の足跡をたどる、日本オリジナル編集の解説書。

目次

ホーキング博士の業績と思い出
トマス・ハートッホ・インタビュー
ホーキング「最終論文」を読む―内容解説
ホーキング最終論文 永久インフレーションからの滑らかな離脱?

著者等紹介

ホーキング,スティーヴン・W.[ホーキング,スティーヴンW.] [Hawking,Stephen W.]
1942年、イギリスのオックスフォード生まれ。アインシュタイン以来の最も優秀な理論物理学者の一人と言われる。1963年、ケンブリッジ大学の大学院生だった21歳のときに、運動ニューロン疾患を発症し、余命2年と告げられる。しかし、その宣告を覆して優秀な研究者となり、かのアイザック・ニュートンも就任したルーカス教授職を30年にわたり務めた。王立協会フェロー、全米科学アカデミー会員であったほか十数個の名誉学位を持ち、1989年には名誉勲位を授けられた。ケンブリッジ大学理論宇宙論センターに研究責任者として在籍中の2018年3月に死去

ハートッホ,トマス[ハートッホ,トマス] [Hertog,Thomas]
1975年、ベルギーのルーヴェン生まれ。ケンブリッジ大学でホーキングの指導のもと博士号を取得。カリフォルニア大学リサーチフェロー、CERNフェローを経て、現在はルーヴェン・カトリック大学理論物理学教授。専門は宇宙論と弦理論。ホーキング最終論文、「永久インフレーションからの滑らかな離脱?」の共著者でもある

佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年生。京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東京大学名誉教授、明星大学客員教授。現在、日本学術振興会学術システム研究センター所長、日本学士院会員。専攻は宇宙論・宇宙物理学で、1980年代の初めにインフレーション理論をアラン・グースと独立に提唱したことなどで世界的に著名。2002年に紫綬褒章を受章。2010年に日本学士院賞を受賞。2014年には文化功労者として顕彰された。ホーキンスの著書の多数に訳者・監修者として関わり、個人的にも親交があった

白水徹也[シロミズテツヤ]
1969年生。1996年京都大学大学院理学研究科物理学第二専攻博士課程修了。理学博士。東京工業大学大学院理工学研究科准教授、京都大学大学院理学研究科准教授などを経て、名古屋大学大学院多元数理科学研究科素粒子宇宙起源研究機構教授。専門は宇宙論、一般相対論。2005年に第20回西宮湯川記念賞、2006年に平成18年度文部科学大臣表彰若手科学者賞をそれぞれ受賞。東大助手時代にはケンブリッジ大学のホーキング率いる相対論グループに2年間滞在

松井信彦[マツイノブヒコ]
翻訳家。1962年生。慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻前期博士課程(修士課程)修了。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

136
ホログラフィー観点からどのような類いの宇宙が生まれうるか数学モデルを用いて予測するホーキング最後の論文を解説。一般向けとは到底思えない高難易度。立てられるトピックは彼が生涯を賭けて取り組んできた問題や残された課題を俯瞰的に眺めさせる。従来のインフレーション理論が予想してきた無限フラクタル構造に対し、有限で滑らかな多宇宙を予想したホーキングたち。多様性の幅を狭められれば起源の理解への大きな手がかりになりそう。量子重力理論や11の次元の解明など、彼の遺志を継ぐ科学者たちの野心はこれからも燃え続けることだろう。2022/10/01

s-kozy

76
2018年3月に亡くなってしまったホーキング博士。本書は最後に残された論文「A smooth exit inflation?」の完全和訳と共著者へのインタビュー、縁のあった日本の研究者による解説を収めたもの。私の学力では論文の内容は全然理解できない。ただ、本書から伝わるのはホーキング博士の物理学者としての極めて優れた先見性と周りの人々から愛される人物としての確かさ。 ニュートンとダーウィンのお墓の隣に遺灰が埋葬されたなんて彼がどれほどリスペクトされているのか、よく分かるよね。人類は惜しい人を亡くしました。2018/10/29

ぴよこ

26
ホーキング、宇宙を語るみたいな内容を期待していたがちと違った。最終論文は寝る前に読んだら(見たら)即、熟睡出来てしまいそうだ。もっともっと長生きしてほしかった。今回読み終わり、また映画が見たくなりました。2019/02/05

けいた@読書中はお静かに

24
昨年亡くなった車椅子の物理学者ホーキング博士の最終論文「永久インフレーションからの滑らかな離脱?」についての解説本。内容は非常に難しい。難しいが、面白い。SFか?と思わせるような多宇宙や私たちが生活をしている4次元(時間を含む)の他に7次元もの余剰次元があるという超ひも理論、永久インフレーション、ホログラフィーなどなど。ホーキング博士は頭がいいだけではなく、ユーモアに溢れる人柄も面白い。2018/11/19

紡ぎ猫

18
一般読者向けに書かれたものでない論文そのままだったので難しすぎた。日本の物理学者による解説もかなり難解だった。私たちの認識する4次元世界は5次元時空がブレーン(膜)に投影されたもの、という説は面白い。ホーキング博士にはもっと長生きしてもっと宇宙の謎を解明してほしかった。2018/12/23

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