出版社内容情報
1996年、中2のぼくはクラスの序列の底辺だったけど、かけがえのない親友がいた。タイ人の同級生クルンと「エヴァ」を通じ絆が深まる中、女の子にめちゃモテるため、「イケとる化計画」を実行し……トホホだけど温かい、ぼくらの〈広島版スタンドバイミー〉。
黒瀬 陽[クロセ ヨウ]
著・文・その他
内容説明
よりによって一番さえんグループに入ってしもーた…1996年、広島。中2のぼくの焦りは、最高潮に達していた。地味すぎる“THE優等生”の祐介、豚骨ラーメンに目がない肥満体のTK、天然ボケで神社の息子ジョー、そして“エヴァ”で日本語を学んだタイ人・クルン。こいつらとつるんでいたら、チーマーにからまれるし、彼女もできん!ぼくらはそれぞれ“イケとる”ことをすると誓い合い、24時間テレビに募金、15キロのダイエットにチャレンジ、ダンディボイスの声優を目指すが…PHS、シノラー、ストリートファイター、プリクラ、“ロンバケ”、チョベリバ―コムロとアムロの音楽が響きわたり、エヴァンゲリオンが心を鷲掴みにしたあの時代―ぼくらが世界を駆け抜けた、友情と青春のメモリー。第20回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。
著者等紹介
黒瀬陽[クロセヨウ]
1982年、広島市生まれ。市内の小・中・高校を経て、早稲田大学人間科学部卒業後、東京大学大学院修士課程修了。第20回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『別れ際にじゃあのなんて、悲しいこと言うなや』で作家デビュー(受賞時からタイトルは変更)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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