出版社内容情報
5年目に突入した大不況は、失策を認めたくない人たちが複雑な構造的問題に見せかけているだけ。脱出は驚くほど簡単なのだ――。いま最も信頼できるノーベル賞経済学者が叩きつける最終処方箋!
内容説明
リーマンショック以降、いまだに好転の兆しを見せない世界経済。なぜ目下の増税や財政緊縮は愚策なのか?失業者増加のダメージは一時的なものではなく、長期的にも経済をむしばむ?では、各国政府と中央銀行、そしてわれわれが本当になすべきこととは―?いま最も信頼できるノーベル賞経済学者が、ついに叩きつけた最終解答。
目次
これからどうする?
事態はこんなにひどい
不況の経済学
ミンスキーの瞬間
たがの外れた銀行家たち
第二の金ぴか時代
暗黒時代の経済学
不適切な対応の解剖
でも財政赤字はどうなる?
インフレ:見せかけの脅威
ユーロの黄昏
緊縮論者
何が必要か
この不況を終わらせよう!
政府支出については実際のところ何がわかっているの?
著者等紹介
クルーグマン,ポール[クルーグマン,ポール][Krugman,Paul]
1953年ニューヨーク州生まれ。イェール大学助教授、マサチューセッツ工科大学教授、スタンフォード大学教授を経て、現在プリンストン大学教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授。大統領経済諮問委員会の上級エコノミスト、世界銀行やEC委員会の経済コンサルタントを歴任。ニューヨークタイムズ紙の辛口コラムニストとしても絶大な人気を誇る。1991年、40歳以下の最も優れた経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。2008年、ノーベル経済学賞受賞
山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務するかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで広範な分野での翻訳、執筆活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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