神は妄想である―宗教との決別

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神は妄想である―宗教との決別

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  • サイズ B6判/ページ数 578p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088260
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0040

内容説明

人はなぜ神という、ありそうもないものを信じるのか?物事は、宗教が絡むとフリーパスになることがままあるが、なぜ宗教だけが特別扱いをされるのか?「私は無神論者である」と公言することがはばかられる、たとえば現在のアメリカ社会のあり方は、おかしくはないのか…『利己的な遺伝子』の著者で、科学啓蒙にも精力的に携わっている著者は、かねてから宗教への違和感を公言していたが、9・11の「テロ」の悲劇をきっかけに、このテーマについて1冊本を書かずにはいられなくなった。「もう宗教はいいじゃないか」と。著者は科学者の立場から、あくまで論理的に考察を重ねながら、神を信仰することについてあらゆる方向から鋭い批判を加えていく。宗教が社会へ及ぼす実害のあることを訴えるために。神の存在という「仮説」を粉砕するために。―古くは創造論者、昨今ではインテリジェント・デザインを自称する、進化論を学校で教えることに反対する聖書原理主義勢力の伸張など、非合理をよしとする風潮は根強い。あえて反迷信、反・非合理主義の立場を貫き通す著者の、畳みかけるような舌鋒が冴える、発売されるや全米ベストセラーとなった超話題作。

目次

第1章 すこぶる宗教的な不信心者
第2章 神がいるという仮説
第3章 神の存在を支持する論証
第4章 ほとんど確実に神が存在しない理由
第5章 宗教の起源
第6章 道徳の根源―なぜ私たちは善良なのか?
第7章 「よい」聖書と移り変わる「道徳に関する時代精神」
第8章 宗教のどこが悪いのか?なぜそんなに敵愾心を燃やすのか?
第9章 子供の虐待と、宗教からの逃走
第10章 大いに必要とされる断絶?

著者等紹介

ドーキンス,リチャード[ドーキンス,リチャード][Dawkins,Richard]
1941年、ナイロビ生まれ。オックスフォード大学にてノーベル賞学者ニコ・ティンバーゲンのもとで学ぶ。その後、カリフォルニア大学バークレー校を経てオックスフォード大学レクチャラー。動物行動研究グループのリーダーの一人として活躍。オックスフォード大学に設置された“科学的精神普及のための寄付講座”の初代教授であり、王立協会フェロー。故スティーヴン・ジェイ・グールドと並ぶ、目下欧米で最も人気の高い生物学者であり、『利己的な遺伝子』は世界中でベストセラーとなった

垂水雄二[タルミユウジ]
1942年大阪生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。出版社勤務を経て、1999年よりフリージャーナリストとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

77
きつい読書で時間がかかった。本書を読むのは時期尚早であったかも。そもそも自分は無神論者(多分)で、何となく直観で”神は妄想”と思っているので、一々著者の論に納得してしまう。子供の時分から神も仏も信じない”バチ当たり”者だか、一方で宗教、特にここで論じられているキリスト教について良く知りたいとも思っている。キリスト教の歴史的・文化的な意義をもっと知ってから読むと、より深い刺激的な感想が得られたと思う。宗教そのもの発生についても人類進化の観点から進化論的分析を加えてる点に驚き、その考察にもなるほどと思った。 2019/03/15

カザリ

49
もっと早くに読むべきだった。言ってることはダーウィンの進化論。必然にみえる生物学上のデザインは、自然淘汰という積み重ねにすぎない。宗教はそれを神の必然ととらえる。あほな。という論旨をですね、600Pで語っているのだけど、まとめたら1行だよな。。と思う。まあ、一神教による神はただのキャラクターの一つだとおもうんだけど、私は個人的にはまだ宇宙が始まったそれをつくった奴がいるんじゃないかな、と思っちゃうわけですよ。。。、、ってドーキンス読んだ意味ねえ。。( ゚Д゚)自分なりの回答を探します!(笑)2015/11/28

Fondsaule

33
★★★★★ 次の様な章立て。1.すこぶる宗教的な不信心者 2.神がいるという仮説 3.神の存在を支持する論証 4.ほとんど確実に神が存在しない理由 5.宗教の起源 6.道徳の根源-なぜ私たちは善良なのか? 7.「よい」聖書と移り変わる「道徳に関する時代精神 8.宗教のどこが悪いのか? なぜそんなに敵愾心をもやすのか? 9.子供の虐待と宗教からの逃走 10.大いに必要とされる断絶? 『利己的な遺伝子』の著者、進化生物学者のリチャード・ドーキンス博士が大いに語る。宗教がなくなれば、どれだけ地球は平和になるか。2019/06/22

かんやん

32
三つのアブラハムの宗教、即ちユダヤ教・キリスト教・イスラム教を徹底的にこき下ろす。論証的、哲学的、科学的に。いやはや、痛快である。聖書への容赦ないツッコミは笑える。私自身は無神論的実存主義者(笑)であって、人の信仰は基本的に尊重するというスタンスだが、NOMA(重複することのない教導権。グールドの造語)をも批判するドーキンスのラディカリズムは危機意識に由来する。原理主義が猛威を振るうアメリカの現状である。読んでいて空恐ろしくなるぐらいで、無神論者団結を呼びかけるこの本がベストセラーになったというのも納得。2019/02/12

わたなべよしお

28
 いつものように緻密で説得力ある文章。読み応えがある。そのターゲットはユダヤ、キリスト、イスラム教で仏教などは別扱いだ。いちいちうなずけるが、ドーキンスともあろう人が信仰者に論理で挑んでもかみ合わないことを分かっていないはずがない。だが、執拗とでもいうほど、粘着質な記述が続く。ドーキンスは科学という名の神の信仰者なのだ。科学神は全知全能(になる)という主張も垣間見える。勿論、科学神は「死」をもって相手を排斥するようなことはないが、それでも、こんな解釈でもしないと、この粘着性は理解できない。2021/01/26

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