ハヤカワ演劇文庫<br> トム・ストッパード〈4〉アルカディア

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ハヤカワ演劇文庫
トム・ストッパード〈4〉アルカディア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151400438
  • NDC分類 932
  • Cコード C0197

出版社内容情報

19世紀、英国貴族の娘・トマシナが残したある書
き込みは200年後の人々に波紋を広げていく。二
つの世界が美しくも切なく交錯する!

トム・ストッパード[ストッパード トム]
著・文・その他

小田島 恒志[オダシマ コウシ]
翻訳

内容説明

19世紀の英国。詩人バイロンが長逗留する貴族の館には、魅力的な女主人、天才的頭脳の令嬢、皮肉な家庭教師、三流詩人と浮気な妻、大佐、執事と庭番などあらゆる人間の織り成すカオスな関係が渦巻く。二百年の時を経て現代のバイロン研究者らはその謎を解き明かせるのか。はたして決闘で死んだのは誰?隠者の庵で終生過ごしたのは?トマシナの書き残した理論の意味は?難解にして美しくも切ないストッパードの傑作。

著者等紹介

ストッパード,トム[ストッパード,トム] [Stoppard,Tom]
劇作家、脚本家。1937年チェコスロヴァキア生まれ。幼少期にドイツの侵略を逃れ、両親とシンガポールに亡命。その後、母の再婚相手である英国軍人の姓を受け、英国へ移住。17歳で新聞記者の職を得た後、テレビやラジオのシナリオ執筆を開始。66年『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』で脚光を浴び(68年トニー賞最優秀作品賞。90年に自身の監督・脚本で映画化)、以降話題作を次々と発表。自作のほかチェーホフ作品などの翻案も手掛ける。2002年初演の『コースト・オブ・ユートピア』で07年トニー賞最優秀作品賞など7部門を受賞。映画脚本も多数担当し、98年『恋に落ちたシェイクスピア』でアカデミー賞最優秀脚本賞受賞。78年CBE勲章受章、97年にはナイトに叙せられる。09年、第21回高松宮殿下記念世界文化賞受賞

小田島恒志[オダシマコウシ]
1962年生、早稲田大学文学学術院教授、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Susumu Kobayashi

5
戯曲を読むのはシェイクスピア以来だから本当に久しぶり。時代はゴシック小説の流行した19世紀初頭と現代を往還し、それが同じ舞台で並行して演じられることもある。初めて舞台を見た人は混乱したのではないだろうか。ニュートン力学や熱力学に始まりカオスやフラクタルも言及される、理系読者にとっては親しみやすい。バイロンの急な国外旅行の謎や天才少女による熱力学的考察に屋敷内での人々の人間関係が絡んで物語は進行する。日本で初演されたのは英米に二十年以上遅れているとは。演劇界は反応が鈍いのかな。2018/05/11

timeturner

5
数学も物理もちんぷんかんぷんなのに面白かった。歴史・文学の薀蓄が散りばめられ、過去と現在が混じり合い、すれ違い、交錯する。知的ミステリーであり密度の濃い人間ドラマでもある。英国貴族の屋敷が舞台ってだけで私的には花火ドーンって感じ。2018/04/04

とり

3
ずっと出版を心待ちにしていた割に読むのに時間がかかってしまったのは、お話が難しいからです。舞台自体は1回しか観ることができなくて、正直分からない部分が多々あったので、戯曲を読みながら場面をひとつひとつ思い出していました。ここの言葉が次のシーンに影響を与えているとか、この話はこの人を指していたのかとか、ゆっくり読むことで気づくことも多くありました。叶うのならばどうか、もう一度舞台が見られますように。まだ冒頭のトマシナがセプティマスを呼ぶ声と、ラストシーンの二組のワルツの美しさと切なさが忘れられないのです。2018/03/18

nightowl

2
バイロンが一時滞在したらしきお邸。残されたものを元に過去に起こった出来事を現在の研究者はあれこれ推測する。ハムレットの端役を主人公にした"ロスギル"や2021年これから上演予定のミステリ劇が奇妙な方向に捻れる「ほんとうのハウンド警部」などに比べればまだ真っ当な(?)作品。過去の人物が何の気もなく行動したことを現在の人物が重要視するのも楽しい。ミステリ好きとして構成力は好きだけれど、隠者の秘密に関してはやや力技でまとめている部分が受け付けなかったり...2021/01/10

あくび虫

2
もう凄いの一言です。間違いなく理解しきれていないけれど、それでも明らかなくらい上質で面白い。無駄なく理知的で、それなのに抒情的。2つの時間軸が絡まる場面なんて、身震いしそうな多幸感に包まれます。すごく美しい。2020/08/25

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