ハヤカワ文庫<br> 美の幾何学―天のたくらみ、人のたくみ

個数:

ハヤカワ文庫
美の幾何学―天のたくらみ、人のたくみ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月25日 16時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 100p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150503703
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C0141

内容説明

もっと幾何学的精神を!あまりに抽象的になりすぎた数学はつまらないと、文様にこだわる物理学者、数学マインドあふれる絵本作家、そして遊び心旺盛な数学者の3人が、自由闊達な鼎談を繰り広げた。日本の寄せ木文様や紋からアラベスクまで、シンメトリーの美と数理を論じながら創造の種をふんだんに蒔く圧巻の文様論をはじめ、200点余りの絵や図版をも駆使して、数学的に考えることの愉しみを問わず語りに示す名著。

目次

シンメトリーへの招待
対数螺線と黄金分割
紋と文様の魅力
寄せ木の世界
アラベスクへの挑戦
遠近法うらおもて
四次元を見る
幾何学よ蘇れ

著者等紹介

伏見康治[フシミコウジ]
1909年生。理論物理学者。1933年東京大学理学部物理学科卒。大阪大学理学部教授、名古屋大学理学部教授を経て、日本学術会議会長、参議院議員も務めた。専門の業績のほか、科学者の社会的責任に関するアピールから一般向け書籍による科学の啓発・普及に至る、多方面に功績あり。2008年没

安野光雅[アンノミツマサ]
1926年生。山口師範学校研究科(現山口大学教育学部)卒。10年の教師生活を経て画家となる。1968年からは絵本作家としても活動を始め、1974年芸術選奨、1977年BIBゴールデンアップル賞など受賞、世界的な評価を得た。1988年紫綬褒章、2008年菊池寛賞受賞

中村義作[ナカムラギサク]
1928年生。1952年日本大学工学部電気工学科卒業。日本電信電話公社研究所勤務ののち、信州大学工学部教授、静岡県立大学教授を経て、2010年まで東海大学教育研究所教授。確率論、組み合わせ数学が専門だが、一般啓蒙書も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

32
カバーデザインが、伏見康治自身の作品と知って驚いた。『不思議の国のトムキンス』の訳者としても有名な理論物理学者の、多芸な側面があったからこそ、この鼎談が成り立ったのだろう。対称性をテーマにして、平面を埋め尽くす図形の美しさを語っていく内容は、ふだん目にしているデザインが、なぜ美しさを感じさせるのかについて、その秘密の一端を見事に説明してくれる。対称性についての数学的な説明の個所を、もう一度じっくりと読んでみようと思う。2014/05/31

nbhd

15
モヨウよもやま話っぽいかんじだなぁと読み始めたたら、ガチゴリなデザイン&数学本だった。良い本だと思う。「かたち大好き」な理数系の先生×2、絵本画家×1による「かたち」鼎談集。点対称・線対称ならぬ「裏返し対称」にハッとさせられたり、パイナップルの表皮を分析した幾何学者(コクセター!)の存在におどろいたり、エッシャーやアラベスクにメロメロになったり、通勤途中に出くわす地面や壁の幾何学もようがどうしようもなく気になったり。数学的な解説がちょっと難しいけど、なんだかんだで文字を読まなくてもイケる本なのもよい。2017/06/03

広瀬研究会

6
エッシャーの繰り返し模様や日本の寄せ木細工、紋様などなど、図形にひそむ数学的な面白さについて教えてもらえる。お三方の知的で大らかな語り口が愉しく、ところどころ難解な理論にはついていけないこともあったんだけど気にならなかった(気にしろって話ですが)。それにしても理系の方の博学さは文系のそれとは一味違った凄みがあって、特に伏見さんの視野の広さ、感性の豊かさが素晴らしく、しびれました。2021/08/07

ニッポニテス的遍歴

5
☆=4/5 数理と造形にまつわる鼎談の合間に、タイリングパターンの描き方解説を挟んだ構成。  こういうのすきな方には杉原厚吉『タイリング描法の基本テクニック』もおすすめ。2021/02/05

AR読書記録

5
この表紙の可愛いワンちゃん。これデザインしたのが理論物理学者さんってねぇ、すてき。あいだに挟まってくる、より詳細な解説の部分は、たぶん相当にわかりやすく書いてあるんだろうけど、それでもたいしてついていけなかった。でも幾何学の美に魅せられた三人の鼎談は、理解しきれていないところがあるとしても、その美その妙味をわかっていないとしても、なんというかとても爽やかで心地よい。安野さんに小学校で算数教えてもらいたかったな。今はパソコンで描画ソフトがある時代なので、やろうと思えば文様、組み木細工を作るのは挑戦できそう。2015/12/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/638234
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。