出版社内容情報
ローダンたちは地球に帰還後、ゴビ砂漠にテ
ラニアの建国を宣言する。中国軍包囲網から
のアルコン人クレストの脱出計画が始まった
内容説明
ゴビ砂漠に独立都市テラニアの建設を宣言したローダンは、中国軍が包囲するエネルギードームの内側に、都市の建造を開始した。だがクレストの病状が悪化し、彼を地球の医者に診せる方法を模索する。一方、児童保護施設での殺人事件に関与したとされ警察に追われるマーシャル、シド、スーは、次第にミュータントの力に目覚めはじめる。その頃、NASAのフレイト少佐たちは米大統領の密命を受けて密かに月を目指すが…最長SFシリーズのエッセンスを凝縮した全8巻!第1シーズン・ヴィジョン・テラニア篇を完全翻訳。
著者等紹介
鵜田良江[ウダヨシエ]
1970年生、九州大学大学院農学研究科修士課程修了。化粧品開発技術者を経てドイツ語翻訳者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
21
いくつかの視点で状況が語られて、ローダンがあんまり活躍してなかったけど、とてもスリリングでおもしろかった。ローダン・チームでちょっと影が薄くて、ただの人数あわせか?と思っていた二人がそれぞれ出発して、活躍するとともに趣味や特技なんかが鮮やかに描かれていて、ぐっと存在感が増しました。どうか無事で、再会できますよう。逃亡する少年少女チームは、はやくローダンと合流すればいいのにとハラハラしながら見守っていたのだけど、ゴビ砂漠をめざす雰囲気がなくて、この子たちの話はローダンと、いつどうつながるんだろ?2018/02/17
宇宙猫
21
★★★ ちょっと飽きてきちゃったかな。危機ばっかりでわくわく感が足りないんだよね。まだ3巻で人物紹介の段階だからかな。2017/12/07
徳浄さん
17
あちこち飛ぶのでわかりづらい所もあるけど面白い。やっとそれぞれの行動に道筋が出来てきた感じ・・w。2017/11/09
しゃお
17
シリーズ3作目。ローダンが描く新しい世界。それを実現するには大きくて様々な障害が。ローダンにとって唯一の手札を守るためにとった行動とは。そしてテレポーターであるシドは果たして何と対決しようとしているのかといった謎など、大きく分けると2つの視点で描かれ、この2つがどのように交わっていくのか、今後の展開がますます楽しみになってきました。2017/09/30
鐵太郎
11
アルコン人クレストの病状が悪化し、予断を許さない。しかしローダンらは難攻不落のエネルギー・ドームの中で中国軍の絶対包囲を受け、身動きが取れない。そこで考えられた作戦が、旧作のシチュをひねったもの。こうすればフリッパーも救われるかな。しかし、フレイトたちの扱いは可哀想。(笑) この本の題名となるテレポーターとは、不思議な能力を持ってしまった自閉症の少年シド。彼に同行するジョン・マーシャルとスーに救いはあるのか。ホーマー・G・アダムズはなにを意図しているのか。シドが恐怖するクリフォードとは何者なのか。2017/09/30