「未来の学び」をデザインする―空間・活動・共同体

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130530781
  • NDC分類 370
  • Cコード C1037

出版社内容情報

新しい学びのスタイルとは? 私たちは生涯ずっと「学び」続けている.大学,企業,ミュージアムで教育が変わりはじめている.キーワードは,空間,活動,共同体.その要諦とは何か?様々な場面で,私たちが関わっていかなければならない未来について,「学び」はどうあるべきか,どのようにしたらよいかを考えるための鍵を探すこと.そのための道しるべとなる一冊.学校,NPO,企業などでの人材育成への重要な示唆に富む.

内容説明

新しい学びのスタイルとは?大学、ミュージアム、企業などで教育が変わりはじめている。キーワードは、空間、活動、共同体。その要諦とは何か?学校、NPO、企業など人材育成への重要な示唆に富む書。

目次

序章 なぜ「未来の学び」なのか(学ぶって楽しい?苦しい?;なぜ「未来の学び」が必要なのか ほか)
第1章 空間(学びの場とはこういうところですか?;MITメディアラボ ほか)
第2章 活動(学習とは先生の話を覚えることですか?;学習のスタイル ほか)
第3章 共同体(学習は一人でするものですか?;認知的徒弟制 ほか)
終章 学習環境をデザインしよう(なぜ「デザイン」なのか;誰が「デザイン」するのか ほか)

著者等紹介

美馬のゆり[ミマノユリ]
東京都出身。電気通信大学電気通信学部計算機科学科卒業。ハーバード大学大学院教育学研究科インタラクティブ・テクノロジー専攻修了。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、博士課程単位取得満期退学。川村学園女子大学講師、公立はこだて未来大学教授、マサチューセッツ工科大学客員研究員などを経て、日本科学未来館副館長、公立はこだて未来大学客員教授。専門は、認知科学、教育工学

山内祐平[ヤマウチユウヘイ]
愛媛県出身。大阪大学人間科学部卒業。大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。茨城大学人文学部助教授を経て、東京大学大学院情報学環助教授。専門は、情報技術を利用した学習環境のデザインおよび情報やメディアのリテラシーに関する研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

21
2005年。空間・活動・共同体をデザインする。目標が明らかであり、活動自体が面白いこと、時に葛藤があり、難し過ぎない乗り越える要素があるといい。必要な情報やものは適切に手に入ることが良く、みんなに心地よい空間だとなおいい。コミュニケーションが取れている状態がいい。目標は共有され、全員が参加する。やりながら、修正し、やりきる。2022/10/07

Ken.

4
「学ぶって楽しい?」の問いかけから始まる本書は、教師だけでなく、学び続けるすべての人に ーつまり大学で研究したり、企業で働いたりプロジェクトを遂行したり、家庭で子育てをしたりする人たちにとってー 読む価値のある一冊である。私の研究テーマは「学びのユニバーサルデザイン」だが、工学ほど科学的でも芸術ほど属人的でもない、可変性をもつ「人」を対象にするからこそ、モデルでも一般化された方法論でもない「デザイン」という概念にこだわっている。具体例を交え、平易な語り口であるが先行研究も踏まえた手堅さのある良書でした。2019/10/24

吟遊

3
具体例も多くて、文章も読みやすい本。空間作りのところは、写真も多くてよい。◎ はこだて未来大学とMITが並んで取り上げられていました。未来大学通いたくなった。笑2015/08/15

motoryou

2
再読。「もともと、学習は社会の中に埋め込まれていた。」「認知的徒弟制度の4段階」そもそも、ってことだなあ。2014/01/19

jimataro

1
4年ぶりくらいに読み直してみた。古いことは1つもなく、どれも今の学習環境に足りていないことばかり。言い換えると、そのくらい学校教育は全体的には変わらない。STEAM教育とかいってもこの本にある、空間•活動•共同体の仕組みが追いついてない感じ。個々の学校では先進的な取組みもされているのに浸透に時間がかかることが、業界の仕組みのボトルネックなのかと。2023/01/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/43298
  • ご注意事項