出版社内容情報
現代社会において,科学技術の営みは社会に巨大な影響をあたえている.科学社会学は,複雑さを増す科学技術と社会の境界に発生する諸問題を学問的に解明する.その豊かな理論的・実証的知見をわかりやすく提示し,科学社会学の魅力と重要性を伝える初のテキスト.
内容説明
巨大な災害や事故、環境問題、医療、生命倫理など、進歩する科学技術は社会に大きな恩恵をもたらすと同時に深刻な問題を投げかける。これらの問題にアプローチする科学社会学の基本から最前線までがわかる初のテキスト。
目次
1章 科学社会学の見取り図―研究事始めからポスト「第三の波」まで
2章 科学社会学と構築主義
3章 専門知と社会―科学論の「第三の波」論とそのゆくえ
4章 リスク論と科学社会学―社会的合理性論とその問題
5章 国策学問と科学社会学―原子力工学を中心に
6章 環境運動と科学者―科学社会学の視点から
7章 科学社会学と科学技術史
8章 医療社会学と科学社会学
9章 科学知・メディア・ジャーナリズム
著者等紹介
松本三和夫[マツモトミワオ]
1953年生まれ。1982年東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士(東京大学)。東京大学助教授、オックスフォード大学セントアントニーズカレッジ上席客員研究員、エジンバラ大学ゲノム政策研究所招聘研究員、東京大学教授などを経て、東京大学名誉教授・事業構想大学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。