出版社内容情報
ミクロ経済学の第一人者による最新のテキスト。経済学部の学生だけでなく、ビジネスマンなどの経済学的思考の涵養にも最適な一冊。
内容説明
伝統的な新古典派経済学に基づいたミクロ理論からゲーム理論、契約理論など最新の分野までをカバー。現実社会への応用・分析とその解説も多彩に盛り込む。
目次
ミクロ経済学の方法と目的
第1部 経済主体の行動と価格理論(消費者行動;生産者行動;市場均衡)
第2部 ゲーム理論と情報・インセンティヴ(ゲーム理論の基礎;不完全競争;不確実性と情報の非対称性;外部性と公共財)
著者等紹介
奥野正寛[オクノマサヒロ]
東京大学大学院経済学研究科教授。1947年生まれ。1969年東京大学経済学部卒業。スタンフォード大学大学院(Ph.D.)。ペンシルバニア大学客員講師、イリノイ大学、横浜国立大学経済学部助教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がっち
8
中級ミクロの決定版。これの優れているところはゲー論と情報の経済学の部分。ミクロ経済はもはやゲー論なくして語れないので、これをやっとくということは非常に大事であると思う。また経済学的意味付けもなされていて、すばらしいのひとこと。2012/07/31
sdd_21
4
私は経済学の基礎を学んだ後ミクロ経済学の1冊目としてこれを読みました。構成が見やすくて読みやすい。基礎~標準レベルのテキストとしては意外にアドバンスな内容も扱ってくれている。東大の先生の本は読みやすいな~と感じた。初級ミクロの本ではふっ飛ばしがちな(?)選好関係の定義、性質についても丁寧に言及してくれています。2011/04/25
びゅうし
3
奥野ミクロらぶ!♡
金糸雀
3
学習を進めると「ああ確かにこれ中級だな」という感じだが,これは一つのメルクマールだと思う.
Voces Intimae
2
大学のミクロ経済学の授業のために読了。読み込むにはある程度の数学の知識が必要。これに加え、西村や根岸を読めば、学部生の教科書としては充分すぎるほどではないかと思う。2011/01/09