谷崎潤一郎全集〈第23巻〉三つの場合 当世鹿もどき 残虐記

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  • サイズ A5判/高さ 21cm
  • 商品コード 9784124035834
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

内容説明

若き日の友人たち、名作「細雪」の後日譚などを描いた『三つの場合』、松子夫人との出会い、友人芥川の死、才気煥発な女優たちとの交流、東西文化や日本語のことなどを落語家のような口調で綴った『当世鹿もどき』など、老境に入り、死をみつめながら描いた随筆集二冊を中心に、同時代の幅広い文章を収載した。

目次

『三つの場合』(三つの場合;吉井勇翁枕花 ほか)
『当世鹿もどき』(はしがき『当世鹿もどき』;当世鹿もどき)
単行本未収作品(老後の春;残虐記)
雑纂(明治回顧;序『谷崎潤一郎全集』 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

訪問者

5
この巻は小説ではなくエッセイが主であるが(小説は未完の「残虐記」のみ)、谷崎のエッセイはなかなか面白い。特筆すべきは月報になんと森博嗣先生が寄稿していらっしゃるのだが、森先生も谷崎のエッセイを評価しているところ。そして戦中の日記が面白いとも書いている。2019/08/21

MatsumotoShuji

0
未完の小説「残虐記」と、あとはすべて随想。谷崎の随想はあんまり面白くなくって、ものすごーいマニアか研究者向け。ちなみに全集を頑張って読んでいる私程度のマニアでは面白くないです。「残虐記」は例によって未完なので小説としての価値には乏しいけれど、戦中戦後の三宮界隈が細かく描かれていてその意味ではかなり興味深い。2019/05/13

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