高松宮日記〈第1巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 490p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784124033915
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0320

出版社内容情報

16歳、海軍兵学校予科生徒として江田島での日々の記録に始まり、関東大震災、軍艦乗組、遠洋航海と、多感な青春の姿を克明に記す。

内容説明

国宝的な歴史資料。昭和天皇の弟宮が二十七年間にわたって書きつがれた親王日記。大正十年~昭和七年。16歳、海軍兵学校予科生徒として江田島での日々の記録に始まり、関東大震災、軍艦乗組、遠洋航海と、多感な青春の姿を克明に記す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

波 環

5
16歳から28歳までの日記。16歳東京を離れ江田島の兵学校に入ったときは三日に一度『お母様に御文』だったものが、やがて艦隊勤務は、日々充実大砲の測量の心配。結婚で艦隊勤務を離れるのが寂しくて仲間の写真を出してみたりする。第4次マイ海軍ブームにつきとうとう読めてうれしい。軍艦の種類と名前、宮様たちの名前、兵器の種類に呆然としながらも。正月2日からスケートする一日。大正天皇の法事は一行きり、あとはずっと新しいベンツの話題な一日。妃殿下の衣装の予算にげんなりな一日など次々と興味深い。年内に八巻まで読むぞ。2014/03/26

rinrinkimkim

3
本書は「読んだ」感がすごい!文語調なため重厚であり字はびっしり!こういう本を読むのが読書だと思います。大正末期からの昭和史。宮さまにあそばしては途中で飽きておしまい遊ばすので、ずっと続く日記ではございません。特になしも多い。後半は大分読みやすくご結婚のことなども。ちょっと第2巻をすぐにっていう気分にはならない(字がびっしりすぎて)ですがお代替り祭りにはもってこいなシリーズであることに間違いないです!しばらくしたら2巻も読みたい2018/11/12

巻野仁朗

0
「随つて軍人なるが故に、下情に通じられると云ふ所以のものが、少なくなくなつてしまふ。だから、皇族が一般のお歴々以上に下情に接しられぬものなるが故に、その初級将校たる間こそ、かき入れ時でなくてなんだらうか。」昭和天皇の弟、高松宮宣仁親王殿下の日記第一巻。海軍兵学校時代の日記では、御付武官に反発したり、時に甘えたりされている学生らしさに少し共感。海軍軍人となってからは、皇族としての熱い責任感故のお言葉も目立つようになる。海軍用語は難しいけれども、皇族用語はさらに難しいので、漢和辞典にも頼った。2016/08/11

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