中公文庫
田原坂 (増補新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 488p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122065437
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

西南戦争の激戦地・田原坂。この内乱の帰趨を決した当地での戦いを、独自の分析と実証による史眼によって、乃木希典の連隊旗被奪事件から書き起こす。初版刊行時、松本清張・萩原延壽両氏に絶讃された戦記文学の佳篇。著者による関連エッセイ、追悼文を増補。 〈解説〉綱淵謙錠

橋本 昌樹[ハシモトマサキ]
著・文・その他

内容説明

西南戦争の激戦地・田原坂。この内乱の帰趨を決した当地での戦いを、独自の分析と実証による史眼によって、乃木希典の連隊旗被奪事件から書き起こす。初版刊行時、松本清張・萩原延壽両氏に絶讃された戦記文学の佳篇。著者による関連エッセイ、追悼文を増補。明治の群像シリーズ。

著者等紹介

橋本昌樹[ハシモトマサキ]
本名・正季。昭和3(1928)年、東京に生まれる。父は二・二六事件当時の近衛師団長・橋本虎之助中将。陸軍予科士官学校在学中に終戦を迎える。25年東京高等師範学校文科第二部(国語漢文)卒業。教職を経て、26年から二年間NHK(北見・静岡)にアナウンサーとして勤務。その後、教職に復帰するが、46年退職し、調査執筆に専念。48(1973)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Tetsuya Suzuki

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後書き読むと立派な軍人家系の方だったのですね。若くして亡くなられたそうです。2020/01/13

からし

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越すに越されぬ田原坂と歌われた西南役最大の激戦地田原坂の攻防戦を中心に西南役の前半戦を描いた戦記文学の傑作。乃木大将の軍旗奪取事件から始まり、乃木の殉死をエピローグに置く構成。如何にして武士から近代的な軍人へと脱皮していったのか、そしてなぜ乃木は殉死というあまりにも古風な最後を遂げたのか。町人百姓の軍隊と桐野らが嘲笑った官軍が西郷を城山に追い込んだ事実。武士の時代の終焉。作者が薄命だったのは本当に惜しかった。個人的に今年読んだ本では1番。2018/12/28

Eiji Nanba

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「西郷どん」の影響で購入した一冊。作者の祖父は政府軍の尉官として参加、克明な日記を残した。それをもとに、熊本城に籠城した味方を助けるために政府軍と薩摩軍が激しく衝突した田原坂の戦いと、熊本城解放の経緯を丹念に追っている。労作であり、傑作と思います。2018/05/12

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